ソニーは同社デジタルカメラ「サイバーショット」シリーズの2004年春夏モデルを発表した。昨年秋冬モデルの薄型大画面液晶搭載「サイバーショット DSC-T1」のデザインを20~30代の女性向けにアレンジした「サイバーショット DCS-T11」や、PMAでも展示されていた2.5インチ大画面液晶搭載の「サイバーショット DCS-W1」などがラインナップされている。
今回発表されたのは薄型大画面の「T11」、従来から8mmの薄型化を果たした「P100」、手軽さが特徴のエントリークラス「P73」・「P43」、大画面液晶搭載で本格的な撮影が可能な「W1」の6機種。
エントリーモデルのP43/73以外は光学3倍ズームのZeissレンズ・5メガピクセルCCD・画像処理システム「Real Imaging Processor」を搭載、高画質化を実現している。また、T11/W1には2.5インチ、P100には1.8インチの大画面液晶を搭載、T1やF828から採用される「見やすい」新メニューを採用している。薄型化も今回のシリーズの特徴で、薄さ17.3mmのT11、従来機種のP8から8mmの薄型化を実現しているP100をラインナップする。バッテリー寿命も新バッテリーの採用・Real Imaging Processor・新電源の採用でP100では従来モデルのP10比2倍を達成するなど高スタミナ化も特徴となっている。さらに全機種でVGA/30fps/10.5Mbpsの「MPEGムービーVXファイン」撮影が可能としている。
T11は薄型大画面液晶搭載T1のデザインバリエーションモデル。30~40代の男性を中心に好調な売れ行きを見せているT1の購買層をさらに拡大するべく20~30代の女性をターゲットとして投入される。T1との主な違いは前面レンズカバーが無い・大型ストラップフックの新設・パールホワイトの本体塗装で、スペックはほぼ同じものという。有効510万画素のCCD・光学3倍ズームカールツァイス「バリオ・テッサー」レンズ・視野率100%の2.5型ハイブリッド型液晶モニター・5点自動測距「マルチポイントAF」・被写体に最短約1cmまで寄れ、拡大率約3.3倍(液晶モニター上)の撮影が可能な「拡大鏡モード」などを搭載する。外形寸法は102.5×60×17.3mmで質量は約161g(本体のみ)でメディアはメモリースティックデュオに対応する。価格はオープンプライスで市場想定価格は55,000円前後、29日の発売。
専用アクセサリーとして三脚アダプター付きケース「AJK-THB」が用意される。このケースを利用すればケースに取り付けたまま撮影が可能で三脚を取り付けることも可能だ。
W1は新しくできた「Wシリーズ」の第一号機。PMAでも展示されていたものだ。2.5型の大画面液晶を搭載し単3型電池に対応するなど使い勝手の向上とカメラとしての機能向上に重点が置かれたモデル。デザインはシニアやカメラファンも意識したスクエアでカメラらしいものとなっている。色はシルバーとブラックが用意される。価格はオープンプライスで市場想定価格は47,000円前後、5月21日の発売予定。
光学3倍ズームカールツァイス「バリオ・テッサー」レンズ・有効510万画素のCCD・視野率100%の2.5型/123,200ドットTFT液晶モニターを搭載、起動時間約1.3秒・シャッターラグ約0.3秒・レリーズラグ約0.009秒と高レスポンスが特徴。最大画像で約1.1秒間隔・16枚までの連射が可能となっている。マニュアルモードを搭載し、ヒストグラムの表示とあわせて多彩で自由な撮影が可能だ。外形寸法は91.0×60.0×36.3mm、本体質量は189g。
P100は画質・デザイン・機能などのバランスを取ったスタンダードモデル。従来のP10/P8から8.6mmの薄型を実現し、よりスタイリッシュなデザインとなっている。従来本体背面の液晶部分などが出張っていたのが凹凸の少ないフラットボディへと進化している。また、ロゴには虹色に輝くホログラム加工が施され、グリップのホールド感を向上する機能も持つなど、ディティールにまでこだわった質感の高さも特徴だ。本体カラーはシルバー・ブルー・レッドが用意される。価格はオープンプライスで市場想定価格は5万円前後。29日の発売が予定されている。
光学3倍ズームカールツァイス「バリオ・テッサー」レンズ・有効510万画素のCCD・視野率100%の1.8型液晶モニターを搭載、起動時間約1.3秒・シャッターラグ約0.3秒・レリーズラグ約0.009秒・最大画像サイズでも撮影間隔約1.1秒の高速レスポンスが特徴。電源には「インフォリチウムRタイプバッテリー」を採用、標準撮影時に連続360枚の撮影(CIPA準拠)を可能としている。
P73/P43はともにエントリーモデルながらP73では420枚、P43では400枚(ともにCIPA準拠)の撮影が可能なスタミナモデル。バッテリーは単三形のアルカリ乾電池にも対応し、外出先でバッテリー切れになった際も安心だ。P73はエントリークラスの中でもマニュアル機能や6種類のシーンセレクションが可能など多彩な撮影機能を持つ。P43は再生・スチル撮影・動画撮影の3ポジション切り替えスイッチによる簡単な操作が特徴。また、P43ではオート機能を向上することで画質を向上したという。ともに有効410万画素CCDを採用し、P73では学3倍ズームレンズも搭載する。
主な仕様
| 型番 | DSC-P100 | DSC-P43 | DSC-P73 | DSC-T11 | DSC-W1 |
|---|---|---|---|---|---|
| F値 | F2.8-5.2 | F2.8 | F2.8-5.2 | F3.5-4.4 | F2.8-5.2 |
| 35mm換算焦点距離 | 38-114mm | 33mm | 39~117mm | 38~114mm | 38~114mm |
| CCDサイズ | 1/1.8型 | 1/2.7型 | 1/2.7型 | 1/2.4型 | 1/1.8型 |
| 有効画素数 | 約510万 | 約410万 | 約410万 | 約510万 | 約510万 |
| 液晶サイズ | 1.8型 | 1.5型 | 1.5 型 | 2.5型 | 2.5 型 |
| 液晶画素数(ドット) | 134,000 | 67,000 | 67,000 | 211,000 | 123,200 |
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