Intelは、Intel XScaleテクノロジを用いた携帯機器用のプロセッサ「インテルPXA27x プロセッサ・ファミリ」と、マルチメディアアクセラレータの「インテル 2700G マルチメディア・アクセラレータ」を発表した。インテル PXA270プロセッサ312MHz版は、1万個ロットで32ドル/個、サンプルを出荷中で量産出荷は第2四半期。インテル 2700Gマルチメディア・アクセラレータは1万個ロットで17ドル/個、サンプルは出荷中で、量産出荷は同じく第2四半期となっている。
インテルPXA27xプロセッサは、コードネーム"Bulverde"と呼ばれていた製品で、PXA25x/26x系の後継となる携帯機器用の製品群。携帯電話などの機能が大幅にリッチになってきている傾向を受けて、よりパフォーマンスアップしていることが特徴だ。従来の製品が最大400MHzの動作速度であったところ、PXA27xでは最大624MHzで動作するモデルがある。マルチメディア処理に適したインテル ワイヤレスMMXテクノロジを採用し、従来製品に比較して、音声や動画の再生等で最大77%程度も再生時間が延長できるという。また、ワイヤレスIntel SpeedStepテクノロジを搭載しており、動作電圧と駆動周波数が可変になっており、消費電力を大幅に引き下げている。ディープスリープ時では動作周波数13MHz、コア電圧0.85V(typical)、ランモード時は動作周波数312/624MHz、コア電圧1.1/1.55V(Typical)となっている。なお、製造プロセスは0.18μm、6層メタルで、命令キャッシュ32KB/32-way、データキャッシュ32KB/32-way、ミニ・データキャッシュ2KB 2-way、パイプラインは整数演算命令で7段、メモリアクセス命令で8段となっており、これらはすべて従来製品と同等である。
同時に発表されたインテル2700Gマルチメディア・アクセラレータは、PXA27xプロセッサ・ファミリと組み合わせて使用し、DVD並の品質の動画再生(MPEG-4ではVGA画面を30フレーム/秒で描画、MPEG-2では720×480画面を30フレーム/秒で描画)を行える。また、グラフィックス能力は、2Dフィルレート:1億5千万Pixel/s、3Dレンダリング:94万4千triangles/sの能力を持つ。さらに、デュアル・ディスプレイの機能を持っている。
PXA27xプロセッサ・ファミリはインテル クイック・キャプチャテクノロジによって最大400万画素までのデジタルカメラ撮影に対応している。また、インテル モバイル・スケーラブル・リンクによって、通信プロセッサとの間を最大416Mbpsで接続することができる。低消費電力と高いマルチメディア処理能力を組み合わせ、次世代の高機能携帯端末を中心に導入を目指していく。
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