留守番もできる家庭用ロボット「nuvo」がZMPより登場

      [2004/03/02]

    歩行中の「nuvo」。頭部のカメラの隣にはLEDライトも搭載

    ヒューマノイド開発のベンチャー企業 ZMPは、関節の数を少なくするなどしてコストダウンを図った新型二足歩行ロボット「nuvo(ぬーボー)」を開発、受注を開始したと発表した。一般消費者向けの量産モデルは年末に発売される予定で、価格は50万円程度を目標に、開発が進められている。

    同社は従来、ヒューマノイドロボット「PINO」(ver.2の定価:290万円)の販売やレンタル、ジャイロ・加速度センサ等のモジュール販売などを行ってきたが、今回の新製品の狙いについて同社の谷口恒社長は「従来のロボットは企業のPR用であったり、研究用のプラットフォームであったり、非常に高価だった。これからは大衆化し、より身近に、みんなが買えるようなものを作っていこうと考えている」と述べる。

    本体は身長39cm、体重2.5kgと小型・軽量。家庭での利用を考慮し、デザインは「人間が親近感を抱く球・円などを多く使用した」(デザイナーの奥山清行氏)ものとなっているほか、安全面にも配慮し、エッジを丸め、電気系・機械系の露出も排除している。ボディカラーは単色のシンプルなモデルのほか、原神一氏による大胆なデザインを採用したモデルも予定している。

    動作は、二足歩行はもちろん、手を振ったりお辞儀をしたりすることも可能。転倒した時のために、うつ伏せからでも仰向けからでも起きあがることができる。操作は、FOMAのTV電話機能を利用した遠隔操作や、音声認識によるコマンド入力にも対応。FOMAでの遠隔操作では、nuvoの頭部に取り付けられた27万画素CMOSカメラによる動画を見ながらの操作が可能なので、外出先から自宅の様子を見るなどの用途に応用できる。

    FOMAでの操作画面。各ボタンが上記のコマンドに対応

    個性的なカラーバリエーションも用意

    その他、ロボットの足裏にこだわった点も特徴と言っていいだろう。開発にあたっては、スポーツ用品メーカーのミズノと協力、着地時の衝撃を抑え、歩行をより安定させるためのロボットシューズを開発した。それに加え、転倒時の衝撃を吸収するために、ボディに装着できるプロテクタの開発も行っている。

    足裏も重要。衝撃を吸収することで、ギヤなども壊れにくくなるという

    プロテクタを装着したnuvo。ミズノのロゴも見える

    一般への普及を考える上で、最も重要となるのはコストだが、同社はnuvoの開発にあたって、設計段階からコストダウンを意識。搭載するモーターの数を14個と最小限に抑え(PINOでは26個搭載)、必要な機能を厳選することで低価格化を実現した。今回受注を開始した初期バージョンは、研究機関向けということで開発環境も付属し、価格は1体300万円となっているが、今後、年末には一般向けの量産モデルの発売を予定している。現在開発中で仕様は未定の部分が多いが、価格は50万円程度を想定している。

    動画
    体を揺らしながら歩いて前進するnuvo(WMV形式 6秒 218KB)
    動画
    「nuvo、ダンスして」と命令すると腕を振って踊り出す(WMV形式 13秒 433KB)
    動画
    仰向け状態から起きあがることも可能(WMV形式 13秒 424KB)

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