同社は従来、ヒューマノイドロボット「PINO」(ver.2の定価:290万円)の販売やレンタル、ジャイロ・加速度センサ等のモジュール販売などを行ってきたが、今回の新製品の狙いについて同社の谷口恒社長は「従来のロボットは企業のPR用であったり、研究用のプラットフォームであったり、非常に高価だった。これからは大衆化し、より身近に、みんなが買えるようなものを作っていこうと考えている」と述べる。
本体は身長39cm、体重2.5kgと小型・軽量。家庭での利用を考慮し、デザインは「人間が親近感を抱く球・円などを多く使用した」(デザイナーの奥山清行氏)ものとなっているほか、安全面にも配慮し、エッジを丸め、電気系・機械系の露出も排除している。ボディカラーは単色のシンプルなモデルのほか、原神一氏による大胆なデザインを採用したモデルも予定している。動作は、二足歩行はもちろん、手を振ったりお辞儀をしたりすることも可能。転倒した時のために、うつ伏せからでも仰向けからでも起きあがることができる。操作は、FOMAのTV電話機能を利用した遠隔操作や、音声認識によるコマンド入力にも対応。FOMAでの遠隔操作では、nuvoの頭部に取り付けられた27万画素CMOSカメラによる動画を見ながらの操作が可能なので、外出先から自宅の様子を見るなどの用途に応用できる。
その他、ロボットの足裏にこだわった点も特徴と言っていいだろう。開発にあたっては、スポーツ用品メーカーのミズノと協力、着地時の衝撃を抑え、歩行をより安定させるためのロボットシューズを開発した。それに加え、転倒時の衝撃を吸収するために、ボディに装着できるプロテクタの開発も行っている。
一般への普及を考える上で、最も重要となるのはコストだが、同社はnuvoの開発にあたって、設計段階からコストダウンを意識。搭載するモーターの数を14個と最小限に抑え(PINOでは26個搭載)、必要な機能を厳選することで低価格化を実現した。今回受注を開始した初期バージョンは、研究機関向けということで開発環境も付属し、価格は1体300万円となっているが、今後、年末には一般向けの量産モデルの発売を予定している。現在開発中で仕様は未定の部分が多いが、価格は50万円程度を想定している。
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