カシオ計算機は、同社コンパクトデジタルカメラの新製品として「EXILIM PRO EX-P600」「EXILIM ZOOM EX-Z40」「EXILIM ZOOM EX-Z30」の3製品を発表した。EXILIM PROでは新開発の画像処理エンジンを搭載するなどの高機能化を、EXILIM ZOOM2製品では従来比約2.5倍(EX-Z40の場合)の長寿命をそれぞれ実現した。EXILIM PROが4月下旬、EXILIM ZOOM2製品が3月5日の発売で、価格はいずれもオープンプライス。
EXILIM PRO EX-P600は、撮像素子に有効画素数600万画素1/1.8型CCDを採用、新開発の画像処理エンジン「EXILIMエンジン」を搭載して高速・省電力・高画質を目指した。高速動作は従来のEXILIMと同様で、起動時間は約2秒、レリーズタイムラグは約0.01秒、再生間隔は約0.1秒に加え、3コマ/秒・6コマまでの高速連写、ハイブリッドAF・コンティニュアスAFの高速なAFも実現した。
レンズはキヤノン製の光学4倍ズームレンズで、非球面レンズを含む7群8枚構成。焦点距離は約33~132mm(35mm判換算時)、F値はF2.8~F4.0だ。撮影可能距離は通常で約40cm~∞、マクロ撮影時で10~50cm(W)。ボディはコンパクトなステンレス製で、特殊表面処理「エクス・ファイン・ブラスト・トリートメント(Ex Fine Blast Treatment)」を施しており、高い質感と高級感を実現した。
操作性も配慮してあり、ホワイトバランス/ISO感度/測光方式/AFエリアの4パラメータを設定できる「EXキー」、絞りとシャッタースピードによる撮影のガイドを表示、視覚的に値を設定できる「マニュアルアシスト」、構図確認に便利なグリッド表示、6種類のブラケティング撮影と連写モードを素早く切り替えられる「連写/BKTキー」などを搭載。
モニタ上に撮影情報などをグラフィカルに表示する「Ex Finder」も特徴で、絞り、シャッタースピード、露出補正値を円形のバーグラフで、焦点距離、フォーカス距離を車のスピードメーターのようなグラフでそれぞれ表示。RGBのヒストグラム表示や8種類のカラー設定などにも対応しており、各種撮影情報がグラフィカルな画面で確認できる。
撮影機能としては、ホワイトバランス、AF、AEそれぞれのブラケティング撮影に加え、カラーフィルタ、シャープネス、彩度、コントラストの設定をずらした撮影が可能な「マルチブラケティング」機能を搭載する。ブラケティング撮影した画像の確認用に、サムネイルで一括表示できる「マルチプレビュー表示」も備えた。
またAFエリアを自由に移動できる「フリーオートフォーカスエリア」、25種類の「ベストショット機能」、オート/固定(7モード)/マニュアルのホワイトバランス、オート/ISO50/100/200/400のISO感度、60秒~1/2000秒のシャッタースピード、バルブ撮影、独自アルゴリズムによる「夜景ノイズリダクション」、メモリ容量いっぱいまで撮影できる320×240・15fpsの動画撮影、9.2MBの内蔵メモリ、縦横センサーなどの機能を搭載。
液晶モニタは2.0型11万5,200画素のデジタルインタフェースTFT、ファインダは光学式で、液晶モニタに各日付で撮影した画像を表示するカレンダー表示機能も搭載している。
そのほかキヤノン製のコンバージョンレンズ(ワイド、テレ、クローズアップ)が利用でき、フラッシュシンクロ端子を備え外部ストロボにも対応する。
| モデル | EXILIM PRO EX-P600 |
|---|---|
| 撮像素子 | 1/1.8型CCD |
| 有効画素数 | 600万画素 |
| レンズ | 光学4倍ズームレンズ |
| 焦点距離*1 | 約33~132mm |
| F値 | F2.8~F4.0 |
| デジタルズーム | 4倍 |
| マクロ撮影 | 約10~50cm |
| シャッター速度 | 60秒~1/2000秒、バルブ |
| 連写モード | 3コマ/秒・6コマ(高速連写時) |
| 液晶モニタ | 2型液晶/11.52万画素 |
| 電源 | リチウムイオン電池 |
| 撮影可能枚数 | 約260コマ |
| 記録メディア | SD/MMC、内蔵メモリ(9.2MB) |
| サイズ(W×H×D) | 97.5×67.5×45.1mm |
| 質量 | 約225g |
| 発売日 | 4月下旬 |
| 実売想定価格 | 7万円前後 |
EXILIM ZOOMの新モデル2製品は、電池寿命を大幅に進化させた「スーパーライフバッテリー」を搭載。撮影可能枚数で、前モデルEX-Z4の約140コマと比べて、EX-Z40/EX-Z30いずれも約360コマと大幅な向上を実現した。EX-P600と同様にEXILIMエンジンを搭載しており、高速、省電力、高画質も図った。
レンズは光学3倍ズームのsmc PENTAX LENZで、焦点距離は約35~105mm(35mm判換算時)、F値はF2.6~F4.8、撮影可能距離は通常時で約40cm~∞、マクロ撮影時で6~50cmとなっている。
クイックレスポンスも特徴で、起動時間は約1.6秒、レリーズタイムラグは約0.01秒、撮影間隔は約1.4秒、再生間隔は約0.1秒となっているほか、シャッターボタンを半押しせずに一気押しをすると、自動的にパンフォーカスモードに切り替わり、AF動作のない素早い撮影が行える。また本体背面にダイレクトボタンを備え、1ボタンで撮影モード、再生モードに設定が可能だ。
そのほか、21種類のベストショット機能、メモリカードいっぱいまで撮影できるムービー撮影機能(320×240・15fps)、7点マルチAF、ヒストグラム表示、グリッド表示、カスタマイズ可能なコントロールキー、PCへの転送も可能な専用クレードル、カレンダー表示、9.7MBの内蔵メモリ、画像を高速再生し、どの画像が表示されるか分からないゲーム感覚の「画像ルーレット機能」などの機能を搭載した。
| モデル | EXILIM ZOOM EX-Z40 | EXILIM ZOOM EX-Z30 |
|---|---|---|
| 撮像素子 | 1/2.5型CCD | |
| 有効画素数 | 400万画素 | 320万画素 |
| レンズ | 光学3倍smc PENTAX LENZ | |
| 焦点距離*1 | 約35~105mm | |
| F値 | F2.6~F4.8 | |
| デジタルズーム | 4倍 | |
| マクロ撮影 | 約6~50cm | |
| シャッター速度 | 4秒~1/2000秒 | |
| 液晶モニタ | 2型液晶/8.496万画素 | |
| 電源 | リチウムイオン電池 | |
| 撮影可能枚数 | 約360コマ | |
| 記録メディア | SD/MMC、内蔵メモリ(9.7MB) | |
| サイズ(W×H×D) | 87×57×23.1mm | |
| 質量 | 約121g | |
| 発売日 | 3月5日*2 | |
| 実売想定価格 | 5万円前後 | 4万5000円前後 |
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