いま、オープンソースが抱える課題とは--NRIメディアフォーラムから

 

野村総合研究所はメディア向けのセミナー「NRIメディアフォーラム」を開催、「オープンソースを巡る最近の動向」について同社情報技術本部の西片公一・オープンソースソリューションセンターグループグループマネージャが講演した。Linuxをはじめとするオープンソースへの期待は大きいが、さらに浸透していくには依然、さまざまな課題があることが指摘された。

同社の調査によれば、2003年度の企業のオープンソース採用状況は、全体の6割で導入を前提に検討中で、1割強ですでに導入済み、また6,000億~1兆円規模の企業では4割が導入しているという。

オープンソース製品は基本的機能にはほぼ問題がなくなったが「Linuxは拡張性などの点でSMP(Symmetric Multiple Processor)機への利用には適さないほか、プロセスベースのアプリケーションは速いが、スレッドベースのアプリケーションは遅い」など、商用UNIXに比べ、今後さらに改善されなければならない点が少なくないようだ。

公共分野からのオープンソースに対する需要は今年も増えており、コスト削減、特定技術に基づいた製品からの開放などが目的で、「地方自治体では、オープンソースの採用により、地場産業を育成しようというような動きもある」として、地場IT業には「ツールの提供などで協力していく」意向だ。

これら官公庁からの採用を得られるようにする課題は「2バイトコード、外字、大量印刷、特殊印刷への対応、システム間接続を実現させるための仕様策定、ミドルウェア、パッケージの整備、サポート体制の充実化、システムの実績とコスト効果を明確に示すことが重要」としている。

オープンソースのなかでもLinuxが主流となっているのは、「従来の主要なUNIX系OSが、機能の点で、通常製品化されていることから、UNIXを扱ってきた大手IT企業は、独自UNIXだけを販売していくメリットがなくなり、ローエンドサーバーはIAの対応で低価格化しており、UNIXが高止まりしていてはWindowsへのシフトが進んでしまう。C/C++の移植性が高く、UNIXの技術的蓄積をそのまま転用でき、ミドルウェア、アプリケーションの開発が容易である」ことが背景にある。

逆にLinux以外のものが進まないのは「UNIXをかつぐIT企業、大手SI事業者は、ミドルウェア、RDBMSを自社製品としてもっており、オープンソースを積極的に拡大することには利点を感じ難い傾向がある」から、とみている。



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