もう見ましたか? 子どもも楽しむNASA火星探査ミッションの特設サイトが人気

      [2004/02/23]

    米航空宇宙局(NASA)は、オポチュニティーおよびスピリットの2機の火星着陸探査車から届く貴重な映像を公開している特設サイトに、世界中から過去最高記録となるアクセスが集中していることを明らかにした。

    オポチュニティー

    スピリット

    先月4日、1号機のスピリットが火星に着陸してからNASAが記録したアクセス数は、最初の24時間で2億2,500万に達した。これを上回る記録として、その3週後には2号機のオポチュニティーが着陸し、2機の探査車が同時に惑星でミッションを果たす歴史的な快挙が始まった時に、さらなるアクセスが報告されたという。スピリット着陸後からこれまでに集計されたNASAの専用サイトへの総アクセス数は、先週中に65億3,000万を超えており、約63億とされる世界の総人口をも抜き去る結果となった。

    米政府機関のWebサイトにアクセスが集中した例としては、納税シーズンに国税局(IRS)のサイトへ訪れるユーザーの急増、昨年秋に米国東部を襲った巨大ハリケーン・イザベルの情報を求めての海洋大気庁(NOAA)のサイトへのアクセス殺到、などの記録がある。NASAの公式サイトに対しても、昨年2月に空中分解して墜落したスペースシャトル・コロンビア号の悲劇でアクセス集中が報告されたものの、今回の火星探査ミッションへのアクセスは、いずれのケースも全く及ばないトラフィックを記録しており、これは「インターネットの歴史においても過去最大のイベントと言えるだろう」と、NASAの広報担当を務めるGlenn Mahone氏はコメントしている。

    今回の火星探査ミッションに深く関わる科学者のJim Garvin氏は、インターネットで広く情報を配信し、より多くの人にNASAの活動が身近なものとなっていくよう、特別な配慮が払われてきたことを明らかにしており、これまでの反響について「スピリットとオポチュニティーに人々がこれほどの関心を示していることを知り、我々は興奮を隠せない」と語った。昨年夏には、NASAが提供するWebページへのアクセス環境の増強も図られており、特設サイトを訪れたユーザーの満足度も非常に良好であるという。

    特設サイトへのアクセスは、米国内からのみならず、世界各地から多数のユーザーが訪れていることも大きな特徴とされている。また、約4分の1のアクセスは、小中学校の生徒や教師からのものと報告されており、学校や博物館などでインターネットから火星探査の最新情報を得て、教育分野で利用するスタイルも増えているようだ。

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