T-EngineフォーラムとユビキタスIDセンターは、ucode仕様のRFIDと1次元バーコードの読み書き機能を搭載したPHS「UC-Phone」と、このPHSを利用して、商品などの属性情報をやり取りできるシステムを開発した。実際の運用は来年になる。またこれにともない、サトーと凸版印刷をucode仕様バーコードを発行できる企業として認定した。
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ucodeは、同センターが規格を定めた標準IDタグで、これに準拠したバーコードを読み取ると、そのバーコードのついた「モノ」の属性などさまざまな関連情報を取得し、識別することができる。
「UC-Phone」は、商品などに付されたバーコードを非接触で読み取り、その商品の情報を問うメッセージがインターネット経由でユビキタスIDセンターに送られ、「解決サーバー」が処理、WAN/LANを介し、個々の商品情報をもつサーバーと交信、生産履歴など、商品の属性情報が「UC-Phone」に送信される。解決サーバーとWAN/LANの間は、eTRONを利用して、認証暗号通信ができる「eTP(entity transfer protocol)」と呼ばれるプロトコルを用い、安全性を高めている。
ucodeを読み取る機器としては、PDA型の端末「ユビキタス・コミュニケータ(UC)」がすでに開発されているが、今回、端末としてPHSを採用したのは、基地局の費用が安く、導入へのハードルが低く、屋内外を問わず使用しやすいためで、バーコードをはじめ、既存のシステムを活用しながら、ユビキタスコンピューティングを徐々に普及させることを目指す。「UC-Phone」の製品化は、各メーカーが担当する見込みで、価格は約4万円になる模様だ。
T-Engineフォーラム会長とユビキタスIDセンター代表を兼任する坂村健 東京大学教授は「ucodeは、流通や大手企業だけでなく、小規模企業や個人までを視野に入れている。ユビキタスID関連の市場規模は3年後には全体で1,000億円程度になるとみている。我々の目指すものはバーコードに完全に取って代わるものではなく、バーコードでできる領域は残していく。でなければ、かえってユビキタスは社会に浸透しない」と述べた。
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T-Engineフォーラム
http://www.t-engine.org/
ユビキタスIDセンター
http://www.uidcenter.org/
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