渡米計画中の方はご注意 - 2004年からビザ有り入国で指紋採取を開始

      [2003/10/29]

    米国土安全保障省(U.S. Department of Homeland Security)は、米国を訪れる外国人の入出国管理を厳格化する技術的取り組み「US-VISIT(United States Visitor and Immigrant Status Indicator Technology) program」の詳細を発表した。ビザ(査証)を取得して米国に入国する外国人に対し、空港や港での写真撮影と指紋採取が開始される。

    現在の入国手続きは、訪問者がビザおよびパスポートを提示し、米国滞在の目的や期間などについての質問に答えるといったものだが、新しい制度ではこれに加えて写真撮影と両人差し指の指紋採取が行われる。指紋は指印による採取ではなく電子的にスキャンされ、それと同時に写真撮影が行われる。ほとんどの場合、新たに追加される手続きに必要な時間は数秒で済むという。

    出国手続きに追加されるプロセスは、セルフサービス式のキオスク端末で行われる。訪問者はビザやパスポートを端末に読みとらせ、入国時と同様の指紋スキャンを受ける。次回の米国訪問のため、訪問者の旅行記録には出国確認が加えられる。

    同省では、訪問者から得られた情報は安全に格納され、認可を受けた職員および選出された法執行機関によってのみ利用されるとしている。その目的も、市民や訪問者に対して危害を与える者から国家を保護する目的に限定するとしている。

    入国時の写真撮影と指紋採取については、2004年の早い段階で米国内115の空港と14の港で開始される。115の空港に新システムを導入することにより、国外から航空機で米国を訪れる訪問者の全てをチェックすることが可能になるという。出国時の新手続きは10主要空港と1主要港で開始され、その後他の空港および港でも順次実施される。また、陸上の国境については2005年から2006年にかけて段階的に新制度の導入が行われる。

    法律では、2003年12月31日までに空港および港に自動入出国システムを実装するよう求めており、すでに各地でシステムの設置作業が行われているという。

    米一般教書演説、テロ対策情報を一元管理するTTIC設立に賛否両論
    http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/01/30/50.html

    米国土安全保障省
    http://www.dhs.gov/

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