米MicrosoftがOffice Systemを正式発表、キーワードは「コラボレーション」

  [2003/10/22]

米Microsoftは、ニューヨーク市で「Microsoft Office System」の発表会を開催した。

Office Systemは、Microsoft Office 2003を中心に、デスクトップ/サーバ/サービスを連携させて、ビジネス全般の生産性向上をサポートする"システム"となっている。同製品の機能を高める補完的な製品となる「Microsoft Exchange Server 2003」も同時にリリースされた。

「私が3年前にCSA(Chief Software Architect)に就任して以来、初めてのメジャーな製品群の投入になります」と基調講演を行ったBill Gates会長兼CSA。この日は、Microsoftにとって最も多くのソフトウエア製品を発表した一日になったそうだ。同時にOffice Systemの登場で、「一つのアーキテクチャーを軸としたアプローチで製品を提供できるようになりました」と同氏はアピールする。

講演の中でGates氏は、「コラボレーション」をOffice Systemのキーワードとして挙げた。「これらの製品はすべて、情報の共有と協調作業をサポートするようにデザインされています」と同氏。Office 2003が、個人の生産性を高めるツールとして機能することに変わりはないが、さらにOffice Systemとしてビジネスチームや組織全体の生産性を向上させる機能を提供するようになる。

数多くのOffice 2003を構成するプログラムの中で、最も進化したのはOutlookだという。基本的なインタフェースに大きな変化はない。だが、コラボレーションの要としてコミュニケーション機能を提供する役割を担っており、講演ではOneNoteやウエブアクセスと連携したデモが披露された。「Outlookだけでも、十分にアップグレードする価値があります」とGates氏。

実際の導入例としては、SiemensのCIOであるDieter Reinersmann氏が登場し、サーバとの連携による効率性の向上やコスト削減効果などが紹介された。特に同氏が効果があったとしているのがスマートドキュメント機能である。これまで各種書類作成のために複数のアプリケーションを利用し、同じデータを何度も入力していたそうだが、XMLをサポートするOffice 2003では1回のデータ入力で効率的に複数の書類を作成できるようになったという。

最後に、過去10年で初めてというOffice製品のテレビCMが披露された。2タイプあり、一つは会議室でスーツ姿のビジネスマン集団が交代でプロジェクターのスクリーンを切断している場面、もう一つは従業員たちが飲料水のタンクをかつぎ上げて上司の頭に水をかけるという内容だ。優勝の瞬間、大学バスケットボール・チームがネットを切り取ったり、アメフト・チームがゲータレードをコーチにかける米国スポーツの習慣をベースにしている。「チームの勝利」がテーマとなっている。

(Yoichi Yamashita)

Office System間もなく発売 - Gates会長の講演はオンデマンド放送も
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/10/21/24.html

Microsoft Office 2003日本語版、パッケージは10月24日発売へ
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/08/26/16.html

米マイクロソフト、 Office 2003 の発売を正式発表
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/08/20/17.html

Microsoft
http://www.microsoft.com/

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