【レポート】Webの最新情報の集約に威力を発揮する「RSS」を知る(1) - RSSを閲覧する

  [2003/10/21]

Webで発信される情報は日々増え続けている。ブラウザのブックマーク(お気に入り)は登録されたサイトであふれ返り、いちいちこれらのサイトを巡回して閲覧して行くのが面倒になってきている。しかも、各サイトの情報量が多く、概要だけをざっと見渡すのが困難だ。自分が必要な情報や、興味のある情報だけをすばやく閲覧したり、最新情報だけを抜き出して見たりできれば便利だと感じる人は多いだろう。これを支援するのがRSSだ。

RSSは、そのサイトの更新情報や概要だけを抜き出し、XMLフォーマットで提供する技術である。ニュースサイトの最新の見出しや概要と日付だけを表示してざっと閲覧し、各々の見出しから実際のコンテンツページにジャンプするといったことができる。たとえば、このMYCOM PC WEBでも最新ニュース19件分のヘッドラインをRSSで提供している。サイトの一番上の段の「RSS」という文字をクリックすると、「RSSによるヘッドライン配信について」というページが表示される。

このページ(写真左)のアイコンをクリックすると、写真右のようにニュースのヘッドラインがXMLフォーマットで表示される

しかし、このXMLフォーマットのままでは読みづらいし、利用しにくい。そこでRSSを提供している個々のサイトのRSSを読み込み、デスクトップ上で管理できるようにするRSSリーダー(あるいはRSSアグリゲーター)と呼ばれるソフトを使用すると便利だ。

○RSSリーダー

RSSリーダーとしては、日本製ではグルーソフトウェアのNewsGlueHeadline-Reader、海外の製品ではSharpReaderFeedreader、Mac OS X用のNetNewsWireなどがある。RSSリーダーの使用方法は簡単で、RSSのURLを登録するだけで、RSSを提供しているサイトの情報をRSSリーダーが巡回して取り込み、表示することができる。たとえばNewsGlueでは、「ニュースの追加」ボタンをクリックしMYCOM PC WEBのRSSのURLを登録すると最新のヘッドラインが表示される。

ヘッドラインをクリックすると、RSSリーダー内に該当ページが表示される。一種のWebブラウザのような使い方ができるのだ。

NewsGlueの画面

RSSリーダーによっては、既読の情報を画面から消したり、件名順に分類し直したり、キーワードで分類して表示することも可能だ。また1日以内、1週間以内の記事のみを表示するといったこともできる。このようにして、RSSを提供しているサイトのRSSをいくつも登録し、RSSリーダー上で表示するサイトを切り換えることができる。

通常のWebブラウザでブックマークに登録する感覚と同じだが、ブックマークと異なり、自分でいちいちサイトを閲覧しなくても、RSSリーダーが各サイトの最新情報の概要を簡潔なフォーマットで表示するので、必要なものだけ詳細を閲覧できる。提供サイトのRSSが更新されれば、自動巡回しているRSSリーダー上の情報も更新される。膨大なWebの情報の中から自分に必要な最新情報だけを抜き出して閲覧するために、非常に便利な形態だ。

○RSSを提供しているサイト

RSSは、サイト側で自動生成ツールなどを使用して提供している。こうしたサービスは「RSSフィード」と呼ばれる。米国ではRSSがかなり普及しているが、日本でもニュースサイトのほか、個人サイトなどでもRSSを提供しているサイトは増えてきたが、まだまだ数が少ない。RSSを提供しているサイトには、 それを示すアイコンが貼られている場合が多い。

Webログ(blog)サイトでは「Syndicate this site (XML)」のように表記されていることもある。これらのサイトでアイコンやリンクをクリックすると、それぞれのサイトで提供しているRSSが表示され、このページのURLをRSSリーダーに登録することができる。「日本で配布されているRSSファイル」サイトには、現在RSSを提供しているサイトの一覧が掲載されており、参考になる。また、海外では、NewsIsFreeのように、RSSを提供している数千のサイトをカテゴリごとに分類して紹介しているサイトもある。

○WebログとRSS

個人サイトなどの場合は、WebログサイトがRSSの提供を推進している。多くのWebログツールでは、テンプレートを使用してRSSを簡単に生成できる。最近日本でも見る機会が増えてきたWebログであるが、たとえばMovable TypeのようなWebログツールで自分のサイトの概要をRSSとして提供することができる。自分のお気に入りのWebログがRSSを提供していたら、その更新状況を確認するために、いちいちそのサイトを閲覧しに行かないでもRSSリーダーで一覧することができる。またWebログのサイト内にRSSを取込み、ニュースサイトの情報を一覧できるように設定することもできる。

(石田優子)

【レポート】Webの最新情報の集約に威力を発揮する「RSS」を知る(2) - RSSの歴史と今後
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/10/21/10.html
に続きます。

RSSを使った自動ニュース収集/閲覧ソフト「ニュースクリッパー」を発売
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/10/01/26.html

【コラム】ハイテクウォーカー 第88回 執筆=佐藤晃洋 RSS Tickerソフトの日本語化に挑戦
http://pcweb.mycom.co.jp/column/hitech/hitech088.html

RDF Site Summary(RSS) 1.0
http://purl.org/rss/1.0/

RSS 0.91
http://my.netscape.com/publish/formats/rss-spec-0.91.html

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