米NetworkAnatomyは、携帯電話/トランシーバ/衛星通信/ビデオカメラ/ウェアラブルPC/ライトを全装備するマルチメディアグローブ「CommanderGauntlet」を発表した。サバイバルな環境での通信およびPC環境を提供するバックパックパッケージ「CommanderPack」の主力製品となる。

2年前、大惨事を引き起こした同時多発テロ事件。ニューヨークのグラウンド・ゼロにて救出作業に携わった同社のメンバーは、単独の通信システムに依存するなら、非常事態に面してコミュニケーションが断たれてしまう危険性を痛感した。以後、厳しい条件の下でも動作する通信キットの研究開発が続けられ、CommanderPackの提供に至っているという。
「Gauntlet」という英語は、中世の騎士が身に着けた鎧の篭手(こて)を指しており、現代においても、難所を突破する、敵に正面から決戦を挑むといった慣用表現に用いられている。対衝防水性能の堅牢仕様を備えたCommanderGauntletは、片手に厚くフィットし、指の動きを妨げられることなく、通信コンピューティング環境を身に着けられる製品に仕上がっている。
CommanderPack内の通信ステーションとワイヤレス接続し、携帯電話やトランシーバで、そのどちらも利用できない状況では衛星通信で、外部とのコミュニケーションを確立。音声通信環境が整えられるほか、手元のライトで目標地点を照らしながら、カメラで撮影した動画の送信や、文字と画像を駆使した電子メールによる連絡なども1台でこなせる、まさにオールラウンドな通信キットとなっている。
一方、さらに込み入った情報は、CommanderPackのボディに埋め込まれたタブレットPCで処理できるようになっており、ライトとビデオカメラを備えたヘルメットもCommanderPackの重要な標準装備となる。重量11ポンド(約5キログラム)のCommanderPackさえ背負っていれば、地球上のどこでも通信が断たれることがない、そんなコンセプトの製品が目指されている。
対テロ特殊部隊、国境警備隊、軍隊、人命救助部隊など、厳しい条件下での作業が求められる分野を対象に、実用化を進めていきたい考えだ。なお、CommanderPackの姉妹品として、ビジネスバッグ仕様の「CommanderCase」も用意されている。こちらはサバイバル通信・コンピューティング環境を携帯可能にしながらも、背広姿にマッチする自然なデザインに仕上げられている。
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NetworkAnatomy
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