上期の国内電子工業生産は前年比4.7%増、通年も予想値上回る勢い--JEITA会長

  [2003/09/19]
JEITA 佐々木元会長

JEITA(電子情報技術産業協会)の佐々木元会長(NEC会長)は、19日の定例会見で、2003年上半期(1-6月)の国内電子工業生産は、対前年同期比4.7%増の9兆2,892万2,300万円となったことを明らかにした。同協会では昨年末、2003年暦年の成長率を3.6%、と予想していたが「このまま順調に推移すれば、3.6%を上回る可能性は相当高いのではないか」(佐々木会長)との見方を示した。

伸長率が特に高かった品目は、液晶カラーテレビ(対前年比132.5%)、PDP薄型テレビ(同134%)、DVDレコーダー(同309%)、カーナビ(同136.7%)、ビデオ一体型カメラ(同129.5%)、ICレコーダー(同148%)など。(数値はいずれも出荷台数)これらのようなデジタル家電類が好調だったことから、半導体にも好影響し「1-6月は2桁成長を達成、下期もこの傾向は、継続するとみてよい」(同)としている。

佐々木会長は日本経済全体について「株価が上昇に向かうなど、景気後退に歯止めがかかってきたが、依然、デフレ傾向にあり、都心の一部を除けば、地価も下がっており、失業率も高止まりで、不安要因は解消されていない。景気の本格回復、というには時期尚早だろう。まだ楽観できない」と指摘した。

また、最近、為替相場が円高傾向にあることについては「1ドルが115-120円の範囲であればそれほど影響は大きくないが、112-113円となると影響が出てくる」と述べた。

一方、産業用電子機器は3兆9,214億6,400万円となり同100.1%で、これは予想値同102%を下回った。この要因としては、携帯電話を中心とする「無線通信機器」が同127%で好調だったのに対し、「電子計算機および関連装置」は1兆3,390億600万円で同83.7%に留まり低調であったことなどであるという。

2002年の電子工業生産は2年連続前年割れ、イラク戦争長期化を懸念--JEITA
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/03/26/10.html

JEITA(電子情報技術産業協会)
http://www.jeita.or.jp/

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