米カーネギーメロン大学は、携帯電話に搭載されたセンサーでユーザーの状況を識別し、適切に通話へ自動対応する「SenSay」技術の開発を進めている。Asim Smailagic博士およびDan Siewiorek博士の率いる研究チームがSenSayの開発に取り組んでおり、英国ロンドンのRoyal Academy of Engineeringにて研究発表が行われた。
識別する(Sense)と、告げ知らせる(Say)をミックスしたSenSayは、その名称が示す通り、周囲の明るさや静けさ、ユーザーの音声、体温、活動状況などの情報をセンサーで分析し、携帯電話にコールが入った時の通知方法を自動調節する新技術。例えば、携帯電話の置かれた場所が暗く、ポケットの中に入れられていると判断すれば、バイブレーションでコールを知らせ、外に置かれていると判断されるなら、着信音で知らせるといった設定が、自動的に行われるようになっている。
高度な人工知能も搭載されており、ユーザーが大切な会話をしているとの判断が下された場合、携帯電話で話が遮られることのないよう、ユーザーに着信は通知されず、通話をかけてきた相手には、今は電話に出られないとのメッセージを自動返信。それでも通話したい場合は、連絡を取るためのオプションが示される。逆に、ユーザーの手が空いている様子も識別され、「今なら電話をかけてもいいのでは?」と、前に逃したコールを再びかけてみるよう促す役割も果たされるという。
順調に開発は進んでおり、SenSayの商品化を希望するメーカーへのライセンス提供も計画されている。また、単に携帯電話への搭載のみならず、インスタントメッセンジャーや電子メールソフトなど、他のアプリケーションへ応用される可能性も高まっている。現段階では、センサー部分を別ユニットで装着しなければならず、さらに今後は小型化を進めて、携帯電話やPDA本体と一体化させられるかどうかが課題になりそうだ。
なお、SenSayのフィールド実験には複数の業界アナリストも参加しており、実用化されれば、携帯電話のトラフィックを効果的に増やして、通信キャリアの収益アップが期待されるほか、より携帯電話は日常生活に大きな役割を果たす製品となるとのコメントを残している。
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カーネギーメロン大学
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