米Airgo、100Mbps超の転送速度を実現する無線LANチップ「AGN100」

  [2003/08/19]

シリコンバレーのベンチャー企業Airgo Networksは、Wi-Fi標準をサポートしながら最大108Mbpsの転送速度を可能にする無線LANチップセット「AGN100」のサンプル提供を開始した。

AGN100

2000年12月に設立されたAirgoには、802.11の開発に携わったRichard Van Nee氏や、無線を高速化する技術として注目されているMIMO(Multiple Input Multiple Output)を発案したスタンフォード大学の研究チームなどが参加している。

MIMOは、送信側と受信側に複数のアンテナを装備し、分割したデータを送受信する仕組みである。通常、障害物による反射波などのマルチパスは電波に干渉してスループットを落とす原因となる。だが、MIMOは電波環境の変化に合わせて指向性を変更できるため、Airgoは逆にマルチパスを利用して高速化を実現している。これにより接続も安定し、通信可能範囲も広がるという。

AGN100は、ベースバンド/MACチップ「AGN100BB」とRFチップ「AGN100RF」などで構成されており、シングルアンテナ・システムから複数のアンテナを備えるシステムまでスケーラブルに対応できるアーキテクチャとなっている。IEEE 802.11 a/b/gモードをサポート、TGiが規定するセキュリティ機能やTGeで検討されているQoS(Quality of Service)などにも対応するとしている。

(Yoichi Yamashita)

Airgo Networks
http://www.airgonetworks.com/

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