米国防総省国防高等研究事業局(DARPA: Defense Advanced Research Projects Agency)は、人間による操縦は一切なしで、完全にロボットコントロールのみにより陸上の過酷な条件を走破する自動車レース「2004 DARPA Grand Challenge of Autonomous Ground Vehicles(以下DARPA Grand Challenge)」を開催する。
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DARPA Grand Challengeはロボット自動車レースとされているものの、その明確な目的として、国家安全保障上の重要な軍事戦略に利用できる技術革新が謳われている。コースとなる「Challenge Route」は、米国ロサンゼルスとラスベガスの間に設定され、詳細ルートはレース当日まで知らされない。しかしながら、Challenge Route上には数々の障害物が設置され、砂漠地帯を含む、4輪駆動車でしか走れない悪路を進むことになる。
米軍への採用も視野に入れたロボット自動車技術の開発が求められるため、エントリーは米国チームからのみ受け付けられる。すでに参加希望チームのエントリーが開始されており、10月14日までに製作予定のロボット自動車「Challenge Vehicle」の技術仕様を添付した申請書の提出が義務付けられている。
本レースとなるDARPA Grand Challengeに先立ち、来年3月11日には、米国カリフォルニア州アナハイムで開催予定の展示会「DARPA Tech」において、Challenge Vehicleの一般公開イベントが行われる。その後、Challenge Vehicleはスタート地点に移動し、3月13日の午前6時30分頃、レース開始を告げるシグナルによって、一斉にゴール地点を目指して出発する。
10時間の制限以内にトップで目的地に到達したチームには、優勝賞金「Grand Challenge Prize」としてUS100万ドルが贈られる。DARPA Grand Challengeの当日、出発2時間前に明かされるChallenge Routeのコンピュータ情報「Route Definition Data File(RDDF)」を、Challenge Vehicleに入力して、スタートを切ってから後は、基本的に人間によるマニュアル操作は許可されていない。
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| Challenge Routeに設定される悪路の一例 |
今後の展開が大いに注目されるものの、来年のDARPA Grand Challengeでは優勝チームが現われないことも想定されており、DARPAの基準にかなうロボット開発が実現するまで、毎年恒例のビッグイベントとなっていく可能性も秘められている。
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DARPA Grand Challenge
DARPA
http://www.darpa.mil/
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