iPAQなら月でも使える!? 宇宙船「TrailBlazer」の標準システムに採用

      [2003/07/16]
    TrailBlazer

    米TransOrbitalは、米Hewlett-Packardと提携し、同社が月に向けて飛ばす宇宙船「TrailBlazer」に「HP iPAQ Pocket PC h5550(以下h5550)」を搭載することを正式に発表した。年内に月への初ミッションが遂行される予定になっている。

    TrailBlazerは、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の「SS-18」を、ロシアのInternational Space Company(ISC) Kosmotrasが改良設計したロケット「Dnepr」によって宇宙へ打ち上げられる。米国務省(Department of State)および米商務省海洋大気庁(National Oceanographic and Atmospheric Administration)からの承認も得られており、成功すれば、民間企業による世界初の月探査計画となる。

    すでに昨年12月には、Dneprを用いたテスト飛行を完了。今年後半に予定されるTrailBlazerの打ち上げ時には、h5550が船内の基本システムとして組み込まれ、地上のコントロールセンターとスムーズなデータ同期が行えるという。また、船外に設置されたビデオカメラからの映像を、h5550でストリーミング配信する計画も立てられている。TrailBlazerは無人宇宙飛行船となっているものの、同社は今後、月探査計画の第2弾として「Electra」宇宙船の開発に着手、地球との電子メールによる交信に、HP iPAQ Pocket PCの最新機種が用いられる。

    民間企業による月探査計画とあって、同社サイトのトップページにも「The Moon Is Open For Business」と謳われ、月への宇宙船を利用したユニークなビジネスが展開される。宇宙からのハイビジョン映像を配信するほか、月に着陸させるタイムカプセルで宅配サービスを受け付け中。数々の思い出の品をメッセージと共に月に届けて記念にしたい、遺灰を月で埋葬してほしいなどのリクエストに応える態勢が整えられている。科学研究分野のみならず、エンターテインメント性も重視した月探査ミッションが発表されていく。

    なお、今回のh5550採用の知らせに対し、HPのPersonal Systems Groupで上級副社長を務めるAlex Gruzen氏は、同社のモバイルコンピューティング技術は「地球であれ、月に向かう宇宙船の中であれ世界のトップを行く」と語っている。

    ロボット宇宙飛行士「Robonaut」をNASAが開発 - 一足先に火星を目指す
    http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/07/09/17.html

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    http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/06/26/15.html

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    http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/06/05/20.html

    日本HP、2万円台の世界最小・超軽量Pocket PC「iPAQ h1920」を発売
    http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/06/02/09.html

    Hewlett-Packard
    http://www.hp.com/

    ISC Kosmotras
    http://www.kosmotras.ru/

    TransOrbital
    http://www.transorbital.net/

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