センティリアムジャパンは、ADSLサービス用のCPE(Customer Premises Equipment:ユーザ宅内モデム)向けチップセット「Palladia 220」を発表した。下りの伝送速度は最大50Mbpsにすることが可能で、NTT収容局からユーザー宅までの距離は最大7kmまで対応し、ADSL2/ADSL2+にも対応している。ADSL2は、現行の8Mbps/1.5Mbpsサービスに用いる仕様を安定化させるための規格で、ADSL2+は、次世代規格として、20Mbps超の通信速度を実現する。
今回のチップセットは、同社がすでに発表している「eXtreamDSL MAX機能」により、1搬送波ごとの伝送データを15ビット以上にして、データ伝送速度を最大で約20%向上させることができる。また、上り伝送速度を最大3Mbpsまで向上させている。同社のチップセットは、最近の、20Mbps超までのADSL高速化の流れのなか、下りの広帯域化だけでなく、上りの高速化にも重点を置いている。
「Palladia 220」は、さまざまな機能を、ハードウェアに搭載している、オンチップソリューションで、ブロードバンドルータなどの機能もファームウェアにより実現でき、ハードを追加する必要はない。クロック周波数200MHzのRISCプロセッサ(MIPS)、アクセラレータを搭載、PCI/Cardbusインタフェース、10/100イーサネット、USBなどを備える。
同社は、今年3月に、「eXtreamDSL MAX機能」を明らかにしており、5月には、電話局内に設置されADSL回線を多重化するDSLAM(Digital Subscriber Line access multiplexer)に組み込む、通信事業者向けのチップ「Maximus」を発表している。
センティリアム、eXtremeDSL MAX技術採用の50MbpsのADSL2チップセット発表
【コラム】ハイテクウォーカー 第66回 執筆=佐藤晃洋 eXtremeDSL MAXの謎(1)
センティリアム、ADSLで下り最大50Mbpsを実現する「eXtremeDSL MAX」を発表
Centillium Communications
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