Windows XP SP1でPentium 4マシンのパフォーマンスが低下する問題が発覚

    ワタリヒカル  [2003/06/20]
    Windows XPのカーネルをアップデートするための修正パッチ

    米Microsoftは、6月16日(米国時間)、Windows XP Service Pack(SP) 1をインストールしたPentium 4搭載マシンで、重大なパフォーマンス低下が発生する恐れがある問題を公開した。

    対象となるWindows XPは、Professional/Home Edition。問題は対象となるOSにSP1を適用した、Hyper-ThreadingおよびFSB 800MHzに対応するPentium 4 "C"にて確認されている。

    この問題は、2つのプロセス間でデータ共有するため、大きめのマップトファイルビュー(mapped file views:ファイルの内容をプロセスのアドレス空間にコピーしたもの)を使うプログラムを実行した場合に発生するという。

    修正パッチによってバージョン"5.1.2600.1178"に更新されたWindows XPのカーネルを構成するファイルの1つ「Ntoskrnl.exe」

    具体的には、プログラムで使われている「UnmapViewOfFile」関数によって、パフォーマンスの低下が引き起こされるという。UnmapViewOfFileは、不要になったファイルのマップトビューを、呼び出し側プロセスのアドレス空間からアンマップ(マッピングの解除)するWindowsプログラミング用の関数。

    問題を回避するためには、Windows XPのカーネルをアップデートする必要がある。Microsoftが作成した修正パッチを適用すると、Windows XPカーネルの関連ファイル「Ntkrnlmp.exe」、「Ntkrnlpa.exe」、「Ntkrpamp.exe」、「Ntoskrnl.exe」の4種が、バージョン"5.1.2600.1178"に更新される。

    ただし、現在のところ、この修正パッチは一般向けには公開されていない。修正パッチを入手したい場合は、「Microsoft Product Support Services」に直接問い合わせるか、今年第4四半期に公開が予定されているWindows XP SP2に含まれる予定なので、それまで待つしかない。なお、Windows XP SP2に含まれる修正パッチは、現在、Microsoft Product Support Servicesから入手できるものより、より高いバージョンのものになる予定だ。

    (ワタリヒカル)

    Microsoft
    http://www.microsoft.com/

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