日立電線は、冷却能力150W(0.23℃/W)の液冷モジュールを開発したと発表した。日立製作所の液冷といえば、ノートパソコン「FLORA 270Wサイレントモデル」で有名だが、日立電線ではその液冷モジュールの開発・量産を手がけている。今回の製品は、デスクトップ、サーバ向けの製品で、従来の液冷モジュールと比較してさらに冷却能力を高めているという。
| システム構成例(日立電線) | ||
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| スタンダードモデルでは電源部の冷却ファンを使用 |
ハイパフォーマンスモデルでは別途冷却ファンを用意する |
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今回のモジュールでは、液冷モジュールの受熱部に高効率ジャケットを用い、放熱部にコンパクトなラジエーターおよび冷却ファンをもちいている。同モジュールは、ジャケットを増設し連結することで、CPU以外にも複数の発熱源を冷却することが可能となっているほか、冷却ファンを選択することで風量を変更し、冷却性能と静音化のどちらを優先するか選択することもできる。システム構成例として示されているのは、冷却ファンとして電源部のファンを使用するスタンダード構成と、別途液冷用にファンを用意するハイパフォーマンス構成。
能力としては、きょう体外温度35℃の環境でPentium 4 3.06GHz(TDP 81.8W)を100%駆動させた場合において、リテールファンでのCPU温度が62.7℃であったのに対し、液冷モジュールでは53.0℃に抑えることができたという。また、このときの構成では、CPUと同時にチップセットの冷却も行い、温度上昇を35%低減したとしている。なお、駆動音に関しては、キューブ型きょう体を用い、通常の空冷ファンが45dB程度であるのに対し、液冷モジュールでは冷却能力100Wの場合で33dBとなる。
同社では、この液冷モジュールについて2003年上期中をメドに販売を開始する予定としている。3年後には年間2億円程度を見込むとしているほか、一般向けの販売も考えているとのことでこれは大いに期待したい。同社は液冷モジュールの幅広い応用を検討しているほか、銅素材を基盤に、ヒートパイプなどを含めたトータルなサーマルソリューションを展開している。
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