シャープ、ザウルス新製品を発表 - SL-C700の後継機は従来比2倍のスピード

      [2003/05/16]

    シャープは、パーソナルモバイルツール「ザウルス」の新製品「SL-C760」および「SL-C750」を発表した。OSにLinux、2Wayスタイルが特徴のSL-C700の後継機種となり、パワーアップなどが行われている。新製品の発売日はSL-C760が6月21日・SL-C750が5月24日で、価格はオープンプライス。予想店頭価格はSL-C760が7万円前後・SL-C750が6万円前後。

    SL-C760 
    SL-C750
    SL-C750のパッケージ
    ソフト起動時間の比較

    モバイルキーボードを搭載し、反転・縦横表示切替できる高精細VGAシステム液晶を搭載するザウルスCシリーズの新製品は、CPUにインテルXScale(PXA255 400MHz)を搭載し、ワークエリアとなるSDRAM容量も従来の2倍の64MB、ソフトウェアに関しても最適化が行われ、アプリケーションの起動時間で従来比約2倍の高速化を実現しているという。同社がプレゼンテーションで示した数値は、表計算アプリケーションの起動時間でC700が5.1秒のところ新製品では2.5秒まで短縮、同様にワープロ、ブラウザでも2倍前後時間が短縮されている。

    同社はパソコン事業とモバイル事業を統合し新しい「モバイルライフスタイル」を目指す 
    細かなソフトウェアアップデートも行われており、メーラーでは2MBまでの添付ファイルに対応した

    SL-C760とSL-C750の違いは、フラッシュメモリ容量とバッテリ、そして搭載ソフトウェア。SL-C750は、フラッシュメモリ容量が64MBなのに対し、上位モデルSL-C760では128MBを搭載、バッテリではSL-C750が連続表示時間約5時間であるのに対し、大容量リチウムイオン充電池を標準搭載するSL-C760は約8時間30分(大容量バッテリはオプションとしても販売され、SL-C750でも使用可能)、ソフトウェアではSL-C760のみ学研の辞書5冊(国語・英和・和英・カタカナ語・漢字辞典)を収録した電子辞書ソフトも搭載している。

    そのほか新機能として、プレゼンテーションソフトウェアが標準搭載となった。アイ・オー・データ機器のCF型グラフィックカード「CFXGA」などでプロジェクタを使ったプレゼンテーションが可能で、実際発表会でもザウルスを使用してプレゼンテーションが行われた。無線LANカードやNTTドコモの定額通信サービス「@FreeD」、FOMAや携帯電話での通信に対応しており、その際VPN(IPsec)によるセキュリティ通信も可能だ。また、MPEG-4動画が再生できる"Movie Player"を搭載し、同社のパーソナルサーバ「ガリレオ」や液晶テレビ「アクオス」(B3シリーズ)、ポータブルAVプレーヤー「MT-AV1」で録画したMPEG-4動画をSDカードに保存し、ザウルスで視聴することが可能となった。

    CF型グラフィックカードによるディスプレイ出力例 プロジェクタにも対応する
    MPRG-4再生の例
    CF型の無線LANカードを挿入した例

    従来機種から引き続き搭載されるソフトウェアとしては、PCのMicrosoft Excel/Wordと互換性のある「HancomMobileSheet」「HancomMobileWord」や、Outlookとシンクロナイズできる「Intellisync for Zaurus」、PCのスクリーンショットをザウルスに取り込める「ザウルスショット」、USBで接続することでザウルスをPCの外部メモリのように使える「ザウルスドライブ」などがある。

    主な仕様

    形名 SL-C760 SL-C750
    OS Linux(OpenPDA)
    CPU Intel XScale(PXA255 400MHz)
    メモリ(ユーザーエリア) Flash 128MB(約65MB) Flash 64MB(30MB)
      SDRAM 64MB
    表示機能 640x480 3.7型 65536色
      透過型システム液晶
    カードスロット SDカードx1、CFカードx1
    電源 EA-BL08(1700mAh) EA-BL06(950mAh)
    使用時間(※) 約8時間30分 約5時間
    外形寸法 約120x83x23.2(最薄部)mm 約120x83x18.6(最薄部)mm
    質量 約250g 約225g
    ※使用温度25℃でカレンダーを連続的に表示させた場合(バックライト輝度最小)

    従来機SL-C700との比較
    形名 SL-C760 SL-C700
    OS Linux
    CPU Intel XScale Intel XScale
      (PXA255 400MHz) (PXA250 400MHz)
    メモリ(ユーザーエリア) Flash 128MB(約65MB) Flash 64MB(30MB)
      SDRAM 64MB SDRAM 32MB
    表示機能 640x480 3.7型 65536色
      透過型システム液晶
    カードスロット SDカードx1、CFカードx1
    電源 EA-BL08(1700mAh) EA-BL06(950mAh)
    使用時間(※) 約8時間30分 約4時間50分
    外形寸法 約120x83x23.2(最薄部)mm 約120x83x18.6(最薄部)mm
    質量 約250g 約225g
    ※使用温度25℃でカレンダーを連続的に表示させた場合(バックライト輝度最小)

    シャープ、ザウルス同士で無料通話が可能なVoIP実験サービスを開始
    http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/12/17/12.html

    【レビュー】高精細VGA液晶を搭載したLinuxザウルスの第2弾 - シャープ 「ザウルス SL-C700」
    http://pcweb.mycom.co.jp/pcbuyers/review/2002/sl-c700/

    Linuxザウルスに新製品 - 2Way仕様の「SL-C700」と長時間駆動の「SL-B500」
    http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/11/12/07.html

    シャープ
    http://www.sharp.co.jp/

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