【レポート】運動神経いらずですぐにスイスイ! 「Segway HT」試乗記(1)

      [2003/05/15]

    こんにちは。ヘナチョコテクニカルライターのダンバラです。今回はウワサの"Segway"のレポートしない? とのオファーを受けて、一も二もなく「乗る! 乗ります!」と返事してしまいました。この仕事やっててよかったァと実感しているミーハー大学生(でも4年)です。

    ただ、ちょこっと心配なことが。実はワタクシ運動神経ゼロなんです。なんせ、スノーボードに挑戦したときはケガして1日で挫折したくらいですからね。まさにヘナチョコ、こんないろんな意味でヘナ人な私でも乗れる"Segway"なら、きっと皆さんでも快適に乗れるでしょう! というわけで身体を張っての体験レポートをお届けします。

    ○まずはインストラクターさんのデモ

    今回Segwayの乗り方を教えてくれるのは、ビデオジャーナリストの神田敏晶さん

    Segway HT(以下"Segway")に乗るためのライセンスはいりません(※)。でも、短時間で乗りこなせるようになるにはやっぱりちょっとしたコツが必要なわけ。そこで、今回はインストラクターさんから効率的なステップで乗り方を教わることになりました。(勝手に)名付けて「Segway教習スクール in 毎コミの会議室」です。
    ※編集部注:"Segway"で公道を走行することは認められていません。

    今回お世話になるのは、世界中を飛び回ってビデオ映像をインターネットで配信する「ビデオジャーナリスト」で、KandaNewsNetwork(KNN)代表の神田敏晶さんです。そんな好奇心の塊のようなお方、3月から"Segway"に乗っていらっしゃって、かなりの腕前のようです。

    神田さん、"Segway"に乗って取材現場(の会議室)に登場。ただでさえすらりとした長身のお方、"Segway"に乗るとドアで頭がつかえそうなくらい。「おおー、なんかデカい人が現れた」と大迫力です。でも、ほとんど音もなく入ってきたのでちょっとコワい。

    で、さっそくデモを見せていただきます。さすがにインストラクターだわ、そのライディング・テクニック、カッコよすぎ!! とにかく速い、美しい。坂道のないところでスキーをしているように、車体が自在に床を滑っていきます。バックしながらカーブを描いて進む、なんて一見難しそうなテクニック走行も思いのままって感じ。びっくりしたのが、すごい加速力。今回は練習モードで時速10kmまでの制限をつけていましたが、それでも自転車のように速い速い。"Segway"にはアクセルも何も付いてないのに、身体を前にほんのちょっと倒す動作だけでここまでスピードを出せるのかと感激してしまいました。

    神田さんのデモ走行。さすがに上手(WMV8形式50秒 964KB)

    ああん、見てるとなんだか楽しそう! 乗らせて! ていうか早くノラセロ! とばかりの顔をしているダンバラに周囲は気づいたのか気づかなかったのか…。お次はいよいよ即席"Segway"教習スクールの開講です。

    ○そもそも乗ることができるのか?

    さあ、いよいよ"Segway"に乗るときがやってきました

    さて、ついに私が初めて"Segway"に乗る瞬間がやってきました。ううっ、やっぱりコワい。だって、"Segway"って乗る人の重心の移動に合わせて動くといいます。もし乗った瞬間、前方にグイーンと進んでいっちゃったりしたら…逆に後ろにつんのめっちゃったりしたら…。ダ、ダサい。一応ビデオ回ってることも意識してるんで。

    びびり気味の私の正面に立って、神田さんが丁寧に乗り方を教えてくれました。「まずハンドルを持って…利き足を乗せて…」言われた通りにハンドルを持ったまま、利き足の右足だけをステップに乗せます。もう片方の足はまだ床ね。

    「片足のまま、前後に動かしてみましょう。」ええっ神田さん! アナタは"Segway"の「進行方向」にいるっていうのに…。ひいちゃうぞ? 「大丈夫」とクールに言い放ってるけど。そこでおそるおそるつま先やかかとに交互に体重をかけます。あっ進んだ。

    「そうやって前後に動かして、どちらにも動かない点があるでしょう? そこでもう片方の足を乗せるんです。」なーるほど。どちらにも重心が動かない中立の点で両足を乗せれば、乗った瞬間に走り出しちゃうなんてことはないんだね。…って口で言うのは簡単だけどさ。

    いよいよもう片方の足をステップに乗せる瞬間。「ハンドル握る力を弱めて」「手ぶらで階段を1段上るような気持ちで」乗ることがコツだという神田さんの言葉をかみしめながら、自分の中でかけ声(三井住友…VISAカード!!)をかけつつ左足を床から離しました。

    思い切って足を乗せて……

    っとと。少しバランスを崩したけど、両足を乗せたままなんとかその場でとどまることができました。「もうちょっとゆっくりね」と言われてしまったので、やっぱり心内でかけ声などしない方がよかったみたい。どうやら勢いでなくリラックスが、"Segway"に乗る1番のコツのようですね。

    ○催眠術にかけられて前後に進む

    へへん、乗っちゃったもんね。"Segway"に初めて乗った人は必ず思うでしょう、「俺はエラい!!」って。足を乗せるところが高いので、ものすごく背の高い人の視界を持てるんだもん。小学校の校長先生はいつも朝礼台に立ってエラそうな話をしてたけど、気分的には自分が校長になったみたいな感じです。いや、そこまででかくはないんだけど。「ダンバラさん、身長伸びましたねー」なんてお決まりのギャグを神田さんからかまされて、「いやー和田アキ子くらいですかね」と軽く交わしときます(たぶんそれよりは高いと思う)。

    感激もつかのま、今は静止した状態なのでさっそく動いてみることにします。神田さんが正面に回ってこんなことを言い出します。「今からあなたは催眠術にかかりました。鼻から糸が出てひっぱられていますよー」その言葉にツッコむ気も起こらず、おおそうか、鼻から糸か。と思っていると、あら不思議! まるで神田さんが糸をひっぱっている動作に合わせるかのように、自然と車体がユルユルと前に進んで行くではありませんか。「今度は後ろに押されていますよー」と神田さん。手をパーにしてグイグイと押す動作をしてきます。おおそうか、押されているか。と素直になっていると、これまた不思議! 前に進んでいたのが、今度は後ろに進み出しました。

    【動画】「これから鼻についている糸をひっぱります」(WMV8形式1分36秒 1.79MB)

    何なの? コレ。ホントに催眠術で操られちゃってるの? 私。…というわけではなくて、特に意識しなくても人間が「前へ行こう」と思えば進むし、「後ろに下がろう」と思えば下がることができるという"Segway"の巧妙なメカニズムを利用した教習方法だったんですね。

    初めて動かしてみた感想は、「なんだか魔法使いみたい!」。"Segway"の動作音は原チャリなどに比べるととっても静か(PCくらい)なので、ほとんど音もなくスイーッと平行移動しているよ、という感じ。この今までにない不思議な感覚は、なんだかクセになっちゃいそう!?

    【レポート】運動神経いらずですぐにスイスイ! 「Segway HT」試乗記(2)
    http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/05/15/23.html
    へ続きます

    (檀原由香子)

    Segway HTを日常の交通手段に - モデル都市にてモニターテスト開始
    http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/01/29/16.html

    【インタビュー】ジンジャー日本上陸は東京ディズニーランド!? - Segway社長インタビュー(1)
    http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/11/22/23.html

    噂の「Ginger」の正体が明らかに - 正式名称は「Segway HT」
    http://pcweb.mycom.co.jp/news/2001/12/04/51.html

    Segway
    http://www.segway.com/

    KandaNewsNetworks,Inc.
    http://www.knn.com/

    1stSegway.jp
    http://www.1stsegway.jp/

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