情通審のDSL作業班の会合が終了、基準値設定などは未解決

      [2003/04/23]
    情報通信審議会のDSL作業班、第10回会合

    情報通信審議会の情報通信技術分科会 事業用電気通信設備等委員会DSL作業班は最後となる第10回会合を4月22日開催、DSLサービスを実行する場合に起こり得る、異なった規格間での相互干渉を防ぐための利用条件を策定する規範をまとめた報告書案が提出された。大筋で合意に至ったが、依然、「両論併記」が複数みられるなど玉虫色の部分がのこっている。

    相互干渉が起きないかどうかの適合性について「未確認」となっているのは、各社が昨年からサービスを実施している、下り帯域が12Mbpsの方式で、ソフトバンクBBのAnnexAオーバーラップ方式などだが、これらは結局未だに確認が終了していない。

    前回までに合意された条件で、相互干渉の影響を計測した結果が示されたが、保護判定基準値の設定について、実測データをどう扱うか、との点、また、NTT局舎から遠距離のユーザー向けの伝送方式をどのように制限するか、あるいは、一定の距離以上の遠距離の場合制限しないか、といった点では各社間、各社対総務省事務局側で激しい論議が交わされ、今回の会合は8時間以上も続いた。

    結局、保護判定基準値は「事業者間の合意」に基づいて決められるもの、という位置づけで、先送りされた。この値に合致するかどうかで、自社の伝送方式が優先的に扱われるか否かが分かれることになるため、昨年12月末から4カ月、10回にも及ぶ審議を経ても容易には合意に達しない。

    今後の日程としては、5月上旬頃までに、事業者間で協議し、第10回会合までの経過が、DSL班の上部委員会に報告され、5月中旬には、報告書案への意見募集が行われ、その結果をさらに調査審議し、審議会の意向として、6月中旬にも総務大臣に対し答申することになる模様だ。

    情通審DSL作業班、9日目会合で基本的部分で合意に向け進展
    http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/04/14/10.html

    情通審DSL班第8回会合、NTTのフィールド実験結果、「解釈」に大きな差
    http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/03/31/05.html

    情通審DSL班第7回会合、NTT東日本がソフトバンクに反論
    http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/03/20/13.html

    情報通信審議会
    http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/policyreports/joho_tsusin/index.html

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