車内に星空が浮かび上がる! 日本初のシアター電車が新潟に登場

      [2003/04/18]

    「ゆめぞら号」
    新潟県の第3セクター鉄道「ほくほく線(六日町~犀潟間59.5km)」に、トンネル内で自動的に映像システムが作動し、車内の天井部に動画が映し出されるという電車が登場する。これは、石川島播磨重工業(IHI)の子会社、新潟トランシス(前身:新潟鐵工所)が、同路線を運営する北越急行に納入した「ゆめぞら号」で、19日より運行を開始する。

    ゆめぞら号は2両で編成されている電車で、それぞれの車輌に異なるタイプの映像システムが設置されている。Aタイプは、DVD投影装置と14台のプロジェクタで構成されるもので、車内の天井の全エリアを使って映像を映し出す。また、一方のBタイプでは、プロジェクタは6台だが、そのほかにブラックライトを利用した星空が浮かび上がるようになっている。再生するコンテンツは「星座への旅」をイメージしたもので、用意されている15の星座へ宇宙旅行するような感覚を体験できるという。

    トンネル内での車内の様子。投影されているのはAタイプ
    この映像を見ることができるのは車輌がトンネルに入っている時のみだが、同路線は全区間の約7割がトンネル。全14カ所で、最長のものは約10kmもあり、このときの再生時間は5分半にもなる。このゆめぞら号は、トンネルが多いという同路線の特長を活かすのに最適ともいえ、全国の鉄道ファンの注目を集めそうだ。ちなみに、この映像のオン/オフ切替だが、同電車にはGPSシステムが搭載されており、現在位置とトンネル位置のデータを比較して、投影開始の判断をしているということだ。

    運転日は土・日・祝日のみ(4/26~5/5は毎日)となっており、1日で越後湯沢-直江津間を約2往復半運行する。午前6時59分に六日町駅を発車するのが最初の便だが、19日の運行開始日には、2往復目の便を利用した乗客に対し、記念品がプレゼントされる予定になっているということだ。

    石川島播磨重工業(IHI)
    http://www.ihi.co.jp/

    北越急行(ほくほく線)
    http://www.hokuhoku.co.jp/

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