米Intel、オーバークロックガードテクノロジ特許取得

米Intelは、1999年9月29日に出願していたCPUのオーバークロック(Over-Clocking:OC)を防止する技術についての特許6,535,988号を、2003年3月18日に取得した。このテクノロジが組み込まれたチップセットを使って、オーバークロッキングを抑止することができる。

このOCガードテクノロジ特許を要約すると、これまでのチップセットではCPUに入力されるクロックが規定のクロックであるかどうか検出することはできなかったが、新たに検出ロジックをチップセットに組み込むことにより、規定クロックであるかどうか正確に検出することができるようになる。検出ロジックにより、もし規定クロックでない場合はCPUのパフォーマンスを低下させるかもしくはCPUをストップし、規定クロックでないとそのCPUが正常に動作しないようになる。

 オーバークロックガード検出ロジック概要

このOCガードテクノロジの要となっているのは、32.768kHzの基準クロックが入力される検出ロジックでクロック管理を行うことができ、CPUに入力されたクロック値を測定できることにある。32.768kHzというクロックはタイマー発生のためのクロックで、このクロックを乗っ取るとタイマーが狂いPCが正常動作しなくなるので、容易にはハッキングできない。

 CPUクロックコントロールロジック概要

このOCガードテクノロジではOC状態を検出するというだけでなく、オーバークロックされて規定のクロックでない場合は、チップセットのCPUクロックコントロールロジックにより、クロックを切り替えて低速クロックでCPUは駆動されるようになる。また過度なオーバークロックを行っていると判定されると、電源監視機能や温度監視機能が働きCPUを停止するメカニズムも設けられており、オーバークロックによる誤動作やCPU保護機構を併せ持っているのが特徴である。

 OCガードテクノロジはノースブリッジに導入される設計のようだ

なお、このOCガードテクノロジは特許を取得した段階であり、実際のチップセットに搭載されるかどうかは不明で、現状のPCですぐにOCガードテクノロジが導入されることにはならないものと思われる。

(PC Creation)

米国特許庁特許データベース
http://patft.uspto.gov/

米Intel
http://www.intel.com/



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