「Windows」は商標か一般語か? - 商標権侵害訴訟で米MSに証拠書類提出命令

    ワタリヒカル  [2003/03/05]

    Lindows.comによると、2003年3月3日(米国時間)、シアトルの米連邦地方裁判所は、米Microsoftに対して1992年に米Microsoftと米Apple Computerの間で争われた裁判に関する訴訟文書を含む証拠書類を提出するよう命じたという。同時に、同地裁は、米Microsoftから提出される書類を吟味するため陪審裁判の公判開始を「2003年12月1日」に延期した。

    この裁判は、2001年12月、社名「Lindows.com」および製品名称「LindowsOS」がMicrosoftの製品名称「Windows」と類似しており、Windowsの登録商標権を侵害しているとして、Lindowsサイトの即時閉鎖とLindowsの名称使用禁止を求めて米Microsoftが米Lindows.comを提訴したもの。

    しかし、同地裁は「Windowsは一般語である」として、過去2度に渡って米Microsoftの仮処分請求を棄却している。

    その後、Lindows側が法的な問題を早く終わらせて事業に注力したいとして略式裁判を請求したが、同地裁は2003年1月に「この問題は、一般の関係者にも重要な意味を持つ」として却下。4月7日に開始予定だった陪審裁判まで議論が持ち越しとなっていた。

    今回、同地裁が提出命令を下した証拠書類には、1992年当時に米Microsoftと米Apple Computerの間で争われた裁判に関する資料が含まれているという。

    具体的には、Window、Icon、MenuなどのGUI(Graphical User Interface)要素の名称は、コンピュータ全般で広く使用されているものであり、いち企業の所有資産ではないとする当時の米Microsoftの主張や関係者の証言記録など。

    米Lindowsでは、「Microsoftがこれらの証拠書類を提出することにより、Windowsという名称は一般語であり、Microsoftの占有的所有物にあたらないことを証明することになるだろう」と歓迎している。

    果たして「Windows」という言葉は商標なのか、それとも一般語なのか、その答えが今年末にはっきりしそうだ。

    (ワタリヒカル)

    「Windows」は共通の言葉 - 連邦地裁判事がLindowsに軍配
    http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/05/17/50.html

    Microsoft
    http://www.microsoft.com

    Lindows.com
    http://www.lindows.com/

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