NTT東、従来比100倍の性能のP2Pによる大容量ストリーミング配信実証実験

      [2002/12/16]

    NTT東日本は、ピアツーピア通信技術と、配信データのコピー転送を可能にするスプリッタを組み合わせることで、低コストで大容量のコンテンツ配信が行える大容量配信システムを構築、技術検証とインターネットラジオ番組配信実験を行うと発表した。

    従来のピアツーピアによるコンテンツ配信では、ユーザーのクライアントPCとサーバーを、基本的には1対1で接続するため、同時接続ユーザー数やコンテンツ容量に応じて、高性能のサーバーや広帯域のバックボーン回線が必要だった。

    今回のシステムでは、ストリーミングコンテンツをコピー転送して配信するスイッチ装置を導入することで、専用のサーバー機を不要とし、コストを抑えることが可能になった。このスプリッタには、NTT情報流通プラットフォーム研究所のスプリッタサーバソフトウェアLSS(ライブ・ストリーミング・スイッチ)を応用した。

    さらに米ChainCastのリレー型P2P配信技術を採用。コンテンツ配信を、そのコンテンツを視聴しているユーザーのクライアントマシンを経由して他のユーザーへ配信する、という仕組みにより、サーバーに負荷をかけずに効率的な配信が可能になった。

    無料でダウンロードできるソフトウェアを導入することによりユーザーのマシン同士を接続するため、ファイアウォールなどを構築している場合は利用できないが、スプリッタとChainCastの技術により、従来の方式に比べて100倍という効率で配信が可能になると言う。同時接続ユーザー数は、2,000クライアントを想定する。

    実験の概要図

    実験では、ニッポン放送との協力により、「ブロードバンド!ニッポン」「allnightnippon・インターネット」の2コンテンツに加え、12月21日から22日にはチャリティイベント番組「デジタルミュージックソン」を24時間ライブ配信する。視聴には独自のプレイヤーソフトを利用する。12月18日から翌年の3月20日まで実験を行い、コンテンツはすべて無料で利用できる。

    実験後は、システムの性能評価や商品性の検証を行い、製品化への検討を行っていく予定。

    P2Pでネットワークに共有空間を構築できる、SOBAフレームワークα版公開
    http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/07/09/08.html

    日本テレコム、コンテンツ配信事業のインフラ提供へ実証実験を開始
    http://pcweb.mycom.co.jp/news/2001/08/29/07.html

    トライアルサイト
    http://bb.goo.ne.jp/special/iradio/lfx/

    NTT東日本
    http://www.ntt-east.co.jp/

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