Seagate、80GBプラッタHDD「Barracuda 7200.7」の説明会を開催

      [2002/12/12]

    Seagateは、今月2日に米Seagate Technologyから発表された80GBプラッタ採用の新型HDD「Barracuda 7200.7」および「同5400.1」についての説明会を開催、会場には米Seagate Technologyからプロダクト・マーケティング・マネージャ マーク・ウォーカー氏が来日し、今回の製品の説明を行った。

    プロダクト・マーケティング・マネージャ マーク・ウォーカー氏

    氏はまず、同社の取り組みについて言及し、最先端技術やストレージコストの削減などのテーマを挙げた。そして今回の製品では最先端技術ではネイティブ・シリアルATA(以下SATA)、ストレージコストの削減という点では80GBプラッタを採用している。そのほかにも、同社では7,200rpmモデルに加え5,400rpmモデルでも採用されている流体軸受けモーター(以下 FDBモーター)、SATAにより実現するエラーチェック・修正機能、3D Defenseシステムなどを紹介した。

    今回発表された製品は、Barracuda 7200.7、同7200.7 Plus、同5400.1で、共通する特徴として80GBプラッタを採用している。また、名前にある7200、5400はともに回転数を表している。

    Barracuda 7200.7

    Barracuda 7200.7は、ATA(Ultra ATA/100)インタフェースで2MBのキャッシュを搭載した標準タイプとSATAインタフェースで8MBのキャッシュを搭載するモデルがある。7200.7 Plusは、7200.7 ATAインタフェース製品の8MBキャッシュ版である。容量は、ATA 2MBキャッシュ製品が40GB / 80GB / 120GB / 160GB、SATA 8MBキャッシュ製品が80GB / 120GB / 160GB、ATA 8MBキャッシュの7200.7 Plusは120GB / 160GBとなっている。性能では、同社の7,200rpm製品Barracuda ATA V(60GBプラッタ)と比較して、持続転送レート(Sustain Transfer Rate)で30%、WinBenchなどベンチマークテストで10~15%ほど向上しているとしている。またFDBモーターと同社サウンドバリア技術により、動作音は、静シークモードのシーク時で平均2.5ベル、稼動モードのシーク時で3.0ベルとされている。

    SATAのアドバンテージを示したスライド。ATAに比べ、SATAでは更なる高速化が見込めると将来性をアピール

    同社ではブリッジタイプではなく、ネイティブのSATAをサポート

    注目の7200.7 SATA製品に関しては、同氏によるとネイティブアーキテクチャのシリアルATAが採用されているとのこと。ATAとSATAをブリッジ(変換)するタイプの製品ではないため、その変換分のコマンド・オーバーヘッドが少ない、とメリットを述べた。また、現時点ではSATAもATAもインタフェースの違いだけで、性能そのものはドライブに因るとのこと。それでもSATAのメリットとして、ポイントツーポイント接続(ジャンパ設定なし)、細く長いケーブルによる柔軟性改善や通気性の向上、ホットプラグなどを挙げ、今SATAを買ったとしても将来の投資になると述べた。

    Barracuda 5400.1は、ATA(Ultra ATA/100)インタフェースの製品で2MBのキャッシュを搭載している。特徴的なのは、1プラッタ・1ヘッドと完全に割り切った製品であるというところ。80GBプラッタ1枚の1ヘッド製品なので容量40GBの1ラインナップのみであり、その代わりに一般の3.5インチHDD製品と比較して高さが25%薄く、重さで33%軽く、15%省電力であるという。また、インタフェースもATAに限られている。この製品について氏は、低コスト、高信頼性、低稼動音が求められるオフィスPCやエントリーレベルPC、ゲーム機やビデオレコーダー、POSシステムなどをターゲットにした製品であるとし、そのほかにも薄型化によるエアフローおよび省電力による低発熱から、ファンレスシステムにも最適ではと述べている。同製品でもFDBモーターが採用されており、アイドル時で2.6ベルとされている。なお、7200.7の2.5ベルよりも大きくなっているが、"可聴域のしきい値"がおよそ2.6ベルとのこと。

    Barracuda 5400.1 
    割り切った仕様により、非PCデバイスをも視野に入れた戦略を展開

    説明後の質疑応答では、今製品や従来製品についても言及している。まず気になる今製品の出荷時期については既に開始されているとのこと。具体的な日付は示さなかったものの、日本での登場も間もなくであるとしている。また発表済みではあるが、Barracuda ATA VのSATA版も間もなく登場するとのことだ。従来製品についてはBarracuda ATA Vや5,400rpmのUシリーズなど、今後も継続して販売されるとのこと。

    Seagate、80GBプラッタのシリアルATA搭載HDD「Barracuda 7200.7」を発表
    http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/12/03/12.html

    Seagateら3社、IDFにてSerial ATA IIインタフェースをデモ
    http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/09/10/19.html

    Seagate、1プラッタあたり60GBを実現した「Barracuda V」シリーズ
    http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/06/25/12.html

    Seagate
    http://www.seagate.com/

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