J-フォン、第3世代携帯電話サービスを12月20日から開始

      [2002/12/03]

    J-フォンは、国内だけでなく海外でも利用できる、第3世代携帯電話サービス「Vodafone Global Standard」を12月20日から開始する。当初のコンテンツは、通話、下り384kbpsの高速データ通信、テレビ電話などで、J-スカイなどは来年夏頃から着手する。サービスを利用できるのは、首都圏(国道16号線内)をはじめ、北海道から沖縄まで、全国865市区町村で、全人口の約71.1%が含まれる。端末は、国際ローミングのための、W-CDMA、GSM双方に対応するデュアルモード携帯電話機など3機種を発売、初年度で100万台の販売を目指す。

    国内での主要サービスは以下の通り。データ通信としては、上り最大64kbps、下り最大384kbpsのベストエフォート型のパケット通信ができる。通信料は1パケット(128バイト)あたり0.2円で、接続時間ではなく、送受信データに応じた従量制課金となるほか、64Kデジタルデータ通信も利用でき、こちらは、接続時間に応じた課金にしている。TV電話機能「TVコール」は、64Kデータ通信を基盤にしており、動画品質は、毎秒15コマの高速モード、同7コマの標準モード、同5コマの高画質モードの3つを用意している。また、「ショートメッセージサービス(SMS)」では、J-フォン端末同士で、全角70文字に相当する140バイトまでの文字メッセージを送受信することができる。送信料は1通5円だ。このサービスは、英国のボーダフォンの端末とのやり取りも可能で、順次、他の事業者にも対応していく予定だ。

    「Vodafone Global Standard」は、国際標準規格「3GPP」に準拠しており、W-CDMAとGSMに対応するデュアルモード携帯電話機であれば、海外にもっていった場合、そのまま使える「オートローミング」機能を備えているとともに、「USIM(Universal Subscriber Identity Module)カード」と呼ばれるICカードを用い、同カードを装着できるGSM携帯電話により、カードの差し替えでローミングができる「USIMローミング」機能を用意している。

    ローミングできる領域は当初50カ国だが、2003年1月には、音声通話では、北米、南米、オセアニア、アジア、欧州、アフリカの63の国および地域で、SMSは60の国、地域、パケット通信は、英国、イタリア、オランダ、スイス、スペイン、ドイツ、フランス、ポルトガルで利用できるようになり、日本人の渡航先の98%を網羅する。同社ではローミング料金を低く設定、米国発日本国内向け通話の場合、他事業者と比べ最大で57.6%安くなるという。

    NEC製の「V-N701」
    対応携帯電話機は3機種発売される。価格はいずれもオープン。NEC製の「V-N701」はデュアル端末で、ディスプレイは2.2インチ、解像度は162×132ドット、6万5,536色表示のTFDカラー液晶だ。テレビ電話用に10万画素のCMOSカメラを2基搭載している。静止画撮影はできない。外形の大きさは、折りたたみ時で、52(幅)×109(高さ)×33(厚さ)mm、本体重量は約146gだ。連続通話時間は3GPPで約100分、GSMでは同150分、連続待受時間は、 3GPPで約50時間、GSMで同100時間だ。SMSの保存容量は送信で最大250件、受信で最大700件となっている。発売時期は12月20日から。

    ノキア製の「Nokia 6650」
    ノキア製の「Nokia 6650」もデュアル端末で、ディスプレイが2インチ、解像度は128×160ドット、4,096色表示のTFDカラー液晶だ。こちらはテレビ電話機能はないが、32万画素CMOSカメラを搭載、動画・静止画の撮影もできるほか、IrDAにも対応している。大きさは52(幅)×132(高さ)×25(厚さ)mmで、本体重量は約141g、連続通話時間は3GPPで、最大170分、GSMで、同160分、連続待受時間は3GPPで最大120時間、GSMで同336時間だ。SMS保存容量は、送受信あわせて最大150件だ。発売時期は12月下旬から。

    三洋電機製の「V-SA701」
    三洋電機製の「V-SA701」はW-CDMAだけに対応しており、ディスプレイは2.2インチ、解像度は220×176ドット、26万色表示のTFTカラー液晶だ。サブディスプレイは1インチ、解像度は72×72ドット、6万5,536色表示のSTNカラー液晶だ。テレビ電話用には、11万画素のCCDカメラを2基搭載、静止画撮影は可能だ。大きさは折りたたみ時で、50(幅)×99(高さ)×29(厚さ)mmで、本体重量は約120gだ。連続通話時間は約130分、連続待受時間は約80時間、SMS保存容量は、送信で1,000件、受信は2,000件だ。


    J-フォンのダリル・グリーン社長
    同社のダリル・グリーン社長は「3GPPの最新版を採用することができたが、システムの安定性を重視したため、J-スカイなどのサービスは先送りした。しかし、第3世代では、いずれは現行の人気コンテンツの性能を大幅に向上させることができる」と述べた。


    J-フォン、スペイン-日本間での3G携帯電話の国際ローミング実験に成功
    http://pcweb.mycom.co.jp/news/2001/12/20/16.html

    J-フォン、第3世代サービスを12月に延期 - 6月から首都圏で試験サービス
    http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/04/24/18.html

    J-フォン
    http://www.j-phone.com/

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