Seagate、記録密度・転送速度を向上させる新技術を実証

  [2002/11/13]

米Seagate Technologyは、"Perpendicular recording"(Perpendicular : 垂直な)を利用し、磁気記録装置の記録密度を1平方インチあたり100ギガビット以上にまで高める技術を発表した。この技術を利用した際のデータ転送速度は最大125MB/secに達するという。

"Perpendicular recording"方式は、磁気ビットをディスク平面に対して垂直方向に配置する方法で、これによりヘッドもより多くの情報を読み取ることができるという。従来の"longitudinal recording"方式では水平方向にデータ記録を行っており、これは記録密度的にも効率が悪いということだ。これまでの"longitudinal recording"方式では記録密度の向上も緩やかなものとなっていてきているが、"Perpendicular recording"を利用すれば世界のデータ記録におけるニーズに応え続ける見込みがつき、今後の更なる高密度化の可能性も秘めているという。

同社研究部門上級副社長であるDr. Mark Kryder氏によると、"Perpendicular recording"では、現在の記録密度の約20倍にもなる1テラビット/平方インチを目指しており、この場合、3インチのシングルディスクで1テラバイトの情報または500近いDVD映画を記録することが可能になるという。

デモでは、"Perpendicular recording"方式と高トラック密度に対応したRead/Write可能なヘッドに、2層構造の"Perpendicular"メディアを使用して行われた。そして約41MB/secでの書き込み速度で100ギガビット/平方インチを達成し、125MB/secの書き込み時には60ギガビット/平方インチの記録密度が実証されたという。

同社では"Perpendicular recording"を採用した製品を、早ければ2004年に登場するかもしれないとしている。

Seagate、HDDの記録密度の限界を向上させる「HAMR」技術を採用
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/08/23/14.html

富士通、300Gb/平方inchの記録密度を持つGMRヘッドを開発
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/05/15/15.html

IBM 磁気テープ装置の50周年を記念して1TBのテープカートリッジを発表
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/05/14/23.html

Seagate
http://www.seagate.com/

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