Wi-Fi Alliance、Wi-Fiセキュリティの新ソリューション「WPA」を発表

      [2002/11/01]

    無線LAN機器の業界団体Wi-Fi Allianceは、WEP(Wired Equivalent Privacy)に代わるIEEE標準ベースの無線LANのセキュリティ・ソリューションとして、Wi-Fi Protected Access(WPA)を発表した。

    WEPは無線通信における暗号化技術として、現在、ほとんどのWi-Fi製品で利用されている。秘密鍵に40bitのデータを使う方式に加えて、128bitのデータ方式も存在するが、WEP自体の脆弱性が度々報告されており、暗号化技術としての信頼性に疑問符がついていた。

    WPAは強固なセキュリティ、相互運用性、家庭から企業・公共のホットスポットまでカバーできる応用力を兼ね備えたセキュリティ・ソリューションとしてデザインされている。 核となっているのは、暗号化方式Temporal Key Integrity Protocol(TKIP)と最新の認証方式802.1xとExtensive Authentification Protocol(EAP)である。

    TKIPは、データ転送中にも新たな暗号鍵を生成することで、暗号強度を大幅に高めている。また、802.1xとEAPによって、WEPでは機能していなかったユーザー認証によるセキュリティが可能になる。企業ユーザーは、RADIUSのような認証サーバとの連携で、ネットワークへのアクセスを集中的に管理できる。一方、認証サーバを持たない家庭・SOHOユーザーが利用する場合、WPAがホームモードとして機能する。同モードでは、共通鍵としてパスワードを設定し、パスワード認証を受けたユーザーがネットワークに入ると、TKIPプロセスが自動的に動作し始める。

    WPA対応のWi-Fi製品は、2003年第1四半期に登場する予定だ。現在、IEEEで進められている「802.11i」の仕様策定作業にもサブセットとしてWPAは組み込まれている。また、既存のWi-Fi製品でもファームウエアのアッグレードでWPAの機能は利用できるようになる

    (Yoichi Yamashita)

    802.11aもWi-Fi認定へ 無線LANはさらなる成長を遂げる - WECA会長が来 日
    http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/07/04/23.html

    最新IT用語解説 第26回 執筆=佐藤晃洋 Wi-Fi
    http://pcweb.mycom.co.jp/career/ityougo/2002/026.html

    Wi-Fi Alliance
    http://www.weca.net/OpenSection/index.asp

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