AppleとTransmetaが四半期決算を発表、懸念される売上の伸び悩み

      [2002/10/17]

    米現地時間の16日、Apple ComputerとTransmetaが四半期決算を発表した。

    Jaguarが好調なApple

    Apple Computerは、同社の2002会計年度第4四半期(2002年7-9月期)に、14億4,000万ドルの売上高で、4,500万ドルの純損失を計上した。一株当たり損失額は13セント。これは株式投資の評価損(4,900万ドル)、リストラ経費(400万ドル)、進行中の研究開発費(100万ドル)などの経常外項目が含まれたためで、これらを除くと、700万ドル(一株当たり2セント)の純利益となる。売上高は、前年度同期からほぼ横ばいの14億4,000万ドル。第4四半期のMacintoshの出荷台数は73万4,000台で、前年同期比14%減だった。

    通年では、売上高が57億4,000万ドルで、純利益が6,500万ドルとなっている。

    同社CEOのSteve Jobs氏は、「産業全体で厳しい状況が続いていますが、我々には今四半期にいくつかの明るい話題がありました。まず、Mac OS X v10.2 Jaguarが好調な売れ行きを記録しており、年末までにユーザー数が500万人を突破する見込みです。また、“Switchers”キャンペーンの効果で、新たなMacユーザーが増えています。今四半期には約225万人が私たちの小売店を訪れ、その売り上げは1億ドルを超えています」と安定したビジネスの維持を強調している。

    TM8000で巻き返しを図るTransmeta

    Transmetaは、2002年第3四半期に640万ドルの売上高で、2,180万ドル(一株当たり16セント)の純損失を計上した。前年同期比で売上高が28%増加したが、前期比では15%減となっている。リストラ費用などを除くプロフォルマ・ベースでは、1,780万ドルの損失だった。

    Matthew R. Perry社長兼CEOは、「第3四半期の売上高の減少には失望しています」とコメントしたが、中国への出荷を開始し、アジアを中心にユーザー層を広げた点には満足していると述べる。年末に向けて、Hewlett-Packardから1Ghzの「Crusoe TM5800」を搭載した「HP Compaq Tablet PC」がリリースされる予定で、米国のメジャーメーカーとしてはGateway以来のCrusoe採用となる。また、2003年第3四半期にはプロセッサコアが256bit構成に拡張される「TM8000」がリリースされる。

    「来年第4四半期に黒字転換という目標に変わりはありません。我々は、ターゲットとする市場に着実に浸透しており、新製品の開発も順調に進められています。2003年下半期には飛躍が期待できます」とPerry氏。

    (Yoichi Yamashita)

    Apple Computer
    http://www.apple.com/

    Transmeta
    http://www.transmeta.com/

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