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| 東芝が参考出品していたTablet PC |
発売が来月に迫ったMicrosoft Windows XP Tablet PC Edition(以下 Tablet PC)。今回のWPC EXPOでもマイクロソフトは大々的に同製品を搭載したPCを展示、多数の観客を集めていた。ブースでは展示やデモンストレーションだけでなく、 「タブレットPCラウンジ」と名付けられた体験ブースも用意、実際に手にとって触れることのできる機会が多く提供されている。早速、手書き文字入力にチャレンジしてみたので、その様子をお伝えしたい。
○意外に(?)快適なTablet PCの手書き入力
今回、実際に手書きを試してみたのは東芝が参考出品していたTablet PC。タイプとしては液晶パネルが180度回転するコンパーチブルタイプで、展示機は12インチの液晶(XGA)を備えている。ペンは感圧式ではなく電磁式であるため、手を液晶表面に置いたままでの手書き文字入力が可能だ。
それでは「Windows Journal」に文字を書き込んでみよう。Windows JournalはTablet PC標準付属のユーティリティで、画面をあたかも紙のメモ帳のように扱うことができ、イラストなども自由に書き込むことができる。早速手書きを…の前に、Windows側で個人に合わせた設定をしなくてはならないという。コントロールパネルから呼び出すことのできる「タブレットとペンの設定」がそれで、項目では「きき手」「メニューの場所」などを設定し、その後、画面の四隅にでるマーカーを自分でタップすることも必要。これはその人がペンを持ったときの角度などをWindows側で調整するためのもので、音声認識ソフトのように、使用前に個人の文字のクセを覚えさせる必要はないそうだ(将来的には文字のクセまでも学習させることも考えているとのこと)。
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初期設定が済むと、あとはメモを取るときと同じ感覚で、ディスプレイに自由に文字や絵を描き込むことができる。書き込む際の反応も俊敏で、もたつく感じはしない。間違えた場合には消しゴムツールで消せばよい。今回試用した東芝の製品はペンの反対側に消しゴム機能が搭載されており、間違えた場合にはペンを上下逆にしてこすれば書いたところはきれいに消える。すらすらと書くことができて、結構楽しい感じだ。
もちろん、コンピュータである以上、手書き入力を他のアプリケーションと組み合わせて使用することも考えられている。Windows Journal自体も文字をクリップボードに貼り付けたり、Outlookと連携することによって、そのままメールで送信することなどが可能であるが、既存のWindowsアプリケーションの入力方法として手書きを用いる場合には「タブレットPCパネル」を使用する。
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タブレットPCパネルは、手書きで入力した文字を他のアプリケーションで使用する際に使用するツールで、升目の中に文字を入力することによって、その文字をそのまま他のアプリケーションで使用することができる。そのまま他のアプリケーションで使えるのはメモ書きをWordで清書などといった使い方をする場合、非常に便利だが、となると気になるのが、文字の認識率。実際に試したところ、なかなかの認識率だったが、濁点の混ざった文字やカタカナの「シ」と「ツ」などの認識は苦手のようだ。文字が誤認識されてしまった場合には、その部分を指定して「テキストの修正」を行うと修正候補が表示されるので、正しい文字を選べばよい。また、英文字を入力する場合にはカッチリと書くよりも、若干崩した感じで書く方が認識されやすいとのことだ。
会場には東芝の他、SOTEC、NEC、富士通、ViewSonic、Acer、PaceBladeのTablet PCが展示されており、来場者は興味深くTabletPCの手書き入力を体験していた。
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使い方としては、Windows Journalでメモを取ったり、タブレットPCパネルで入力した文字を他のアプリケーションで活用する以外にも、Webページの一部を切り取ってOutlookでメールとして送信したり(Office XPのユーティリティパック「Microsoft Office XP Pack for Tablet PC」の導入が必要)、PowerPointのプレゼンテーションに手書きにのコメントを挿入するといった事が可能。また、クレオやA.I.soft、Adebe、ソースネクスト、ヴァル研究所などが対応アプリケーションを発売する予定となっている。
○MicrosoftブースにはSmart Displayも
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| NECの「Windows CE for Smart Displays」参考展示 |
また、正式名称が「Windows CE for Smart Displays」となったMiraの参考展示も行われていた。Windows CE for Smart Displaysは液晶モニタにワイヤレス接続技術とペンタブレット機能を組み込ん液晶パネルPC向けのOSで、Windows XPとWindows CE .NETを802.11の無線LANによって組み合わせる。
形状としては、普段はPCのディスプレイとして使用し、取り外した場合にはワイヤレスのタッチパッドとして使用可能になる「プライマリーモニタータイプ」と、持ち運び可能なディスプレイを追加して使用する「モバイルモニタータイプ」が用意されている。一見するとTablet PCと似ているが、こちらはより持ち運ぶことを重視しており、キーボードは付属しない。
展示されていたのはNEC製の参考出品機で、登場時期や価格などは未定とのことだが、隣に置かれていたマシンと802.11で接続されており、ログインする前の状態からバッテリ・無線の状態が確認できるところは携帯性重視であることを感じさせる。
(渡邊宏)
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