米Atipa Technologiesは、同社がルイジアナ州立大学(LSU)に納入したLinuxベースのPCクラスタ「SuperMike」が、現在PCクラスタとしては世界最高速となる2.207TFlopsの演算性能を記録したと発表した。
このSuperMikeは、Intel Xeon 1.8GHzをデュアル搭載のPC 512台で構成され、OSにはRed Hat Linux 7.2を採用。各ノードの接続には、Myricomの高速ネットワーク「Myrinet」が利用されているほか、マザーボードはTyanの「Thunder i7500」、メモリは2GBのDDR SDRAM、80GBのHDD(7,200rpm)を各PCに搭載する。
ベンチマークテストには、スーパーコンピュータの性能指標で一般的なLinpackを使い、その結果2.207TFlopsという性能を達成。その結果は1年に2回、スーパーコンピュータの性能ランキングを発表しているTOP500.orgに提出済みとのことで、次回のリスト「20th TOP500」は未発表であるものの、同社によると提出した時点で11位にランクされたという。また同時に、この性能はPCクラスタとしては世界1位である、としている。
同社ディレクターのBret Stouder氏はコメントで、「この計算機は、市販のXeonプロセッサやフリーOSのLinuxでも、ハイパフォーマンス分野で十分使えることを証明している」と述べ、特殊な専用品を使わないことによるコストパフォーマンスの良さに関しても、「1TFlops当たりのコストで他社に負けることはない」と自信を見せる。他のスーパーコンピュータに対しては、「多くのスーパーコンピュータは、独自のハード、高価なソフトを使っているが、それはもはや時代遅れ」と強気だ。
現在公開されている最新リスト「19th TOP500」(2002年6月公開)でのトップはNECの「地球シミュレータ」だが、こちらの性能は35.86TFlopsと、まだ性能差は歴然だ。しかし同社のいうようにコストパフォーマンスでは圧倒的にPCクラスタの方が優れており、徐々にハイパフォーマンス分野でも普及が進んでいくことになるだろう。11月に公開予定の最新リスト「20th TOP500」が注目される。
中国最大のPCメーカー 聯想、スーパーコンピュータを開発
スパコンランキングの「TOP500」が更新 - 地球シミュレータ堂々1位
Athlon Dualマザーボード「Tiger MPX」256台のPCクラスタ - 独Heidelberg大学
Atipa Technologies
http://www.atipa.com/
TOP500.org
http://www.top500.org/
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