【レポート】ネット利用ゲームの展開が加速 - 第40回アミューズメントマシンショー

      [2002/09/19]

    19日から3日間の日程で、東京ビッグサイトにおいて「第40回アミューズメントマシンショー」(主催:社団法人日本アミューズメントマシン工業協会、全日本遊園地施設協会)が開幕した。19~20日には、一般公開に先がけて業者を対象にした公開が行われている。

    ネットワークを利用した対戦やランキング閲覧、またメモリカードへのプレイデータ蓄積などの機能を備えたゲームを展示するメーカーが目立った。業務用ゲームとはいえ、ひとつのアミューズメント施設の中で完結するのではなく、他の施設やWebサイトなどと連携した楽しみ方を提供するタイトルが増加傾向にあるようだ。

    ○セガ

    会場内で最大の展示スペースを広げるセガのブースでは、18日に発表されたばかりのXboxアーキテクチャ応用業務用ボード「Chihiro」が参考出展されている。詳細なスペックは非公開ということだが、イーサネットポートのような形状のジャックも見られ、ネットワーク機能の搭載が期待される。

    ChihiroとGD-ROMドライブ
    Chiriroの右側面

    また、「セガ四人打ち麻雀 MJ」では「バーチャファイター4」で提供中の戦歴照会システム「VF.NET」のノウハウを活かした「MJ.NET」サービスを展開する。カードへの戦歴記録や、MJ.NET上でのアイテム取得といった楽しみ方が可能なほか、施設運営者にとってはVF.NETと同じネットワーク設備を利用できるというメリットもある。

    セガ四人打ち麻雀 MJ
    ブース中央に展示された「BING PARTY」。とにかくデカい!

    ○ナムコ

    「ドラゴンクロニクル」の筐体。左側にカードスロットが見える

    参考出展された「ドラゴンクロニクル」は、ドラゴンを育成し、他のプレイヤーの育てたドラゴンと対戦させるカードゲーム。筐体にはカードスロットが備えられており、ドラゴンの育成経過がイラストとともにカードに印刷されて出てくる。2枚のカードを用意すれば、それらのドラゴンを融合して新しいドラゴンを作り出すことも可能だ。また、カードに印刷されているパスワードを利用することで、専用のiモードサイトとの連携も考えられている。また、このカードスロット付き筐体を利用したソフトとして、アイドル育成ゲームなどが開発中だという。


    「ドラゴンクロニクル」と同じ筐体を利用するアイドル育成ゲーム
    人気食玩「チョコベーダー」のアーケードゲーム。ゲームボーイアドバンスやWeb上のゲームとも連動展開

    ○コナミ

    「麻雀格闘倶楽部 全国オンライン対戦Ver.」は、各地のアミューズメント施設をネットワークで結び、全国のプレイヤーがオンラインで対戦できる麻雀ゲーム。センターサーバーからは定期的に大会プログラムが配信され、全国No.1を決める大会などが開催される。

    また、キーボードからの言葉入力で画面内の犬に呼びかけ育成する「ドッグステーション」が、メールやチャット機能を備えた「ドッグステーション・デラックス」になって新登場。全国の他のプレイヤーとメッセージやアイテムの交換が可能になった。また、プレイステーション2(PS2)用のメモリーカードスロットを搭載し、PS2版で育成中の愛犬を持ち込むこともできる。

    麻雀格闘倶楽部 全国オンライン対戦Ver.
    ドッグステーション・デラックス

    ○バンプレスト

    乗り物マシンにもモニターが付くとは、記者の子供時代とは隔世の感

    バンプレストはキッズ向けのマシンを多数展示。「モニターメダルライド(仮)」は、コインを入れるとパトカーやオートバイが左右に揺動する昔ながらの乗り物マシンにモニターを組み合わせたもの。ハンドル操作にあわせて画面中の乗り物が左右に移動する。簡易版のメダルゲームも兼ねていて、当たりが出るとゴール時にメダルが払い出される。

    ○オペレータ向け製品も多数展示

    アミューズメント施設関連製品の総合イベントであるこの展示会では、施設運営者(オペレータ)向けの製品も多数展示されている。これらの製品群でもIT化が進み、指紋認証式のメダル預払機や、Web上からの保守部品発注システムなどが出展されていた。

    セガは保守部品のWeb発注システム「パーツサポートネット」を展示
    日本ユニカの指紋認証式メダル預払装置
    メダルメーカー光新星のメダルクリーナー。普段は目にする機会の少ないマシンだ

    ショーの一般公開は21日(土)の10時~17時。入場料は中学生以上が1,000円、小学生以下および60歳以上は無料となっている。

    カプコンは対戦格闘ゲーム「カプコンファイティングオールスターズ」を出展
    テクモはインターネット利用の麻雀ゲーム「e麻雀.net」を出展。既存の汎用筐体を利用できるのが特徴

    タイトーのプライズマシン用景品に「Harbot」が登場。右は「PostPet V3」の新ペット「コモモ族」
    アトラスの新プリクラマシンは、撮影後のらくがきコーナーを外に設けた

    (日高彰)

    セガとマイクロソフトがXboxアーキテクチャの業務用ゲーム基盤を共同開発
    http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/09/18/15.html

    全国のゲームセンターをネットで結んで麻雀対戦--コナミが新サービス開始
    http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/07/01/16.html

    日本アミューズメントマシン工業協会
    http://www.jamma.or.jp/

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