「Yahoo!BB技術仕様批判に対する反論、理解された」、ソフトバンクが発表

      [2002/08/30]
    孫正義ソフトバンク・グループ代表兼ビー・ビー・テクノロジー社長

    ソフトバンクは、同社傘下のビー・ビー・テクノロジー(以下 BBT)が展開しているADSLサービス「Yahoo!BB」の採用している仕様が、業界団体 情報通信技術委員会(TTC)の標準から除外されようとしている問題でTTCに異議を唱えていたが、同社の主張が8月29日に、ほぼ認められた、と発表した。ビー・ビー・テクノロジーは、この件に関連して、TTCのADSL関連部署のリーダーを務める、イー・アクセスの小畑至弘最高技術責任者に対し、営業妨害による損害賠償を求め、東京地方裁判所に提訴している。

    BBTは、8月19日にTTCに対し動議を提出している。主な内容は、1.Yahoo!BBが12Mbpsのサービスで使用している技術規格「AnnexA.ex」を標準システムから除外していることへの異議。2.TTCは、利害が対立するような企業が参加して仕様を決定するなど、厳正さ、中立性に欠けるため、専任の委員を起用し、専門家で構成される委員会を設置すべき - となっていた。

    これらの2点についてソフトバンクでは「当社の主張が理解を得られた」(同社広報)としており、「1」については「ドラフト(仕様草案)はいったん取り下げられ、付議もされなかった」(孫正義ソフトバンク・グループ代表兼ビー・ビー・テクノロジー社長)「2」は、「TTCの組織としてのあり方が、再検討される方向」(同)という。

    孫社長はこの結果について「これで、12Mbpsのサービスは当初の予定通り提供していける。そもそも、利害関係のある同業他社が集まって、競合に制限を加えるような意思決定をするようなしくみはおかしい、と主張してきた」と述べた。

    BBTはイー・アクセスの小畑氏を提訴している。小畑氏が、Yahoo!BBの技術規格、AnnexAについて、国内ではユーザー宅とNTT収容局の間の距離が2kmを超えると伝送速度が大幅に減衰する、と述べていることと、「AnnexA.ex」は、他社の通信回線に影響を及ぼす、などと発言していることが、誤りであるとともに、TTCのリーダーという立場にあって、競合企業を排除するような仕様を作成していることなどが、営業妨害にあたる、として、3億円の損害賠償を請求している。

    今回の件が、訴訟に影響するかどうかについては孫社長は明言を避けたが「Yahoo!BBのユーザーのなかには、問題なく利用できているのに、Yahoo!BBをめぐる一連の報道はどういうことなのかとの声が上がっていた。その意味では、我々は(小畑氏の発言が誤りだとして)訴訟を起こせるくらい技術には自信をもっていることを示すことができた」と指摘、ユーザーや、今後、Yahoo!BBを利用すべきかどうか迷っているような層に対し「不安はない」(ソフトバンク広報)ことを強調している。

    ビー・ビー・テクノロジー、イー・アクセスの取締役を提訴
    http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/08/27/05.html

    ソフトバンク、イー・アクセス提訴も -「技術仕様批判は営業妨害」と孫社長
    http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/08/20/08.html

    「Yahoo! BB 12M」の技術仕様への批判にソフトバンク孫社長が反論
    http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/07/16/05.html

    「営業妨害の意図ない」、ソフトバンクに対し、イー・アクセスがコメント
    http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/08/21/15.html

    ビー・ビー・テクノロジー
    http://www.bbtec.net/

    ソフトバンク
    http://www.softbank.co.jp/

    新着記事

    特設サイトの情報

      人気記事

      一覧

        イチオシ記事

        新着記事

        特別企画

        マイナビニュースマガジン