ボーランド、Delphi/Kylixの最新版についてのワークショップを開催

      [2002/08/08]

    ボーランドは、プレス向けに「Delphi & Kylix 新バージョン(英語版)ワークショップ」を開催、米Borland Softwareが8月6日に発表した「Borland Delphi 7 Studio」、7月23日に発表の「Borland Kylix 3」という2つの新製品に関しての説明を行った。

    米Borland Developer Relationsシニアマネージャ John F. Kaster氏
    Delphi 7 Studioは、同社のWindows向けRAD環境「Delphi」の最新版となるもので、プレビュー版ながら、.NETフレームワーク向けの開発機能が追加されているのが特徴。説明にあたった米BorlandのDeveloper Relationsシニアマネージャ John F. Kaster氏は、「Delphiは、既存のアプリケーションを.NET環境へ移行するのに、大きな修正を必要としない唯一の製品」と自信を見せ、C#などの言語に対するアドバンテージを指摘した。その肝心の.NET向け開発機能だが、まだ「プレリリースプレビュー」ということもあり、CILコンパイラや、移行のためのドキュメントが追加されているのみとなっている。ただし、Delphi 7 Studioの登録ユーザーであれば、今後提供されていくアップデート版を利用することができるとのことだ。

    そのほか、従来は「Object Pascal」と説明していたプログラム言語を、今回から「Delphi言語」と呼んでいることに関しては、「Pascalという、"歴史的な"言語であることが、他社からの攻撃材料となっている」ことをあげるが、同時に「もともとDelphi言語と呼ぶつもりだったのが、Delphi 1のドキュメントで何故かObject Pascalという名前が出てしまった。今回の製品を機会に、この"歴史的な間違い"を正しい名前に戻した」とも述べる。

    Architect、Enterprise、Professional、Personalの各エディションがあり、英語版の発売は今夏、日本語版に関しては、8月下旬に発売日・価格などに関するアナウンスがある予定だ。

    Kylix 3は、Linux向けのRAD環境だが、今回のバージョンでは、従来のDelphi言語(Object Pascal)のほか、新たにC++にも対応した。Kylixは従来、Linux版Delphiという位置づけであり、同社は以前、Linux版C++Builderの開発を明らかにしていたが、Kylix 3で統合された。Windows版のDelphiやC++Builderと組み合わせることにより、クロスプラットフォーム開発が可能だ。

    Enterprise、Professional、Openの3つのエディションがあり、日本語版の発売日・価格に関しては、同様に8月下旬にアナウンスがある予定だ。

    Galileoの構想図
    また、最後に、コードネーム「Galileo(ガリレオ)」と呼ばれる開発中の製品も紹介された。Delphi 8となるべき製品なのかどうか明言は避けたが、「.NET Framework/Runtime上で動作するアプリケーションの開発が可能」「複数の.NET言語に対応」などの機能拡張がなされるとのことだ。これに関しては、2003年前半のリリースを予定している。


    ボーランド、C++開発環境「Borland C++Builder 6」日本語版を発表
    http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/02/19/11.html

    ボーランド、Kylix、JBuilderなどの新バージョンを発表
    http://pcweb.mycom.co.jp/news/2001/11/13/09.html

    ボーランド
    http://www.borland.co.jp/

    米Borland Software
    http://www.borland.com/

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