デジタルデバイド解消を目指し……インドで200ドル以下のモバイルPC登場へ

      [2002/07/08]

    インドのSimputer Trustは、デジタルデバイド解消を目指し、シンプルでわかりやすい操作性の低価格パームサイズPC「Simputer」を開発している。インドを始め、第3世界の一般人が入手しやすいよう、200ドル以下の価格を実現することを目標としている。

    Simputerは、CPUがStrongARM 200MHzで、32MBのDRAM、24MBのFlash ROMを搭載、320×240のモノクロ液晶ディスプレイを採用する。OSはGNU/Linuxで、Perl/Tkスクリプト環境やソフトモデムのほか、Webブラウザ、メールソフト、MP3プレイヤーといったソフトを搭載する。本体サイズは約80×130×20mmで、下部にハードキーを備えており、外観は、PalmやPocketPC端末に似ている。

    液晶はタッチパネル式で、操作はペンによって行う。文字入力はソフトキーボードに加え、「tap-a-tap」と呼ばれる、Palmのグラフィティに似た独自の入力方式を採用している。USB端子も備え、USBキーボードを接続することも可能だ。Text-to-Speechの機能により、入力された文字を音声に変換することもできる。

    Simputer Trust自体は製品の販売は行わないが、すでに2社が販売ライセンスを取得しており、製品が完成した後、販売が行われる予定となっている。

    Simputerは、一般的なPCを購入できない層へのデジタル機器の普及を狙っており、個人の購入だけでなく、地域コミュニティもターゲットとしている点も大きな特徴。スマートカードリーダー/ライターを搭載しており、カードを入れ替えることで、ユーザーを切り替えて利用できるので、地域で購入した1台のマシンを、共同で使い回す、といった利用が可能となっている。

    【コラム】東京バイツ 第59回 執筆=福冨忠和 デジタルデバイドと、基本的な権利としての情報アクセス
    http://pcweb.mycom.co.jp/column/bytes/bytes059.html

    Simputer Trust
    http://www.simputer.org/

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