ノジマ 2001年3月期は減収減益に、ヤマダには中古PCと大型店で対抗(WebBCN)

  [2002/05/22]

ノジマ(野島廣司社長)は、2002年3月期の決算を発表した。同社は決算期を4月20日から3月31日に変更しているため、2002年3月期決算は11か月と10日の変則決算となったが、売上高は対前年同期比7.0%減の903億2400万円、営業利益はマイナス20億7900万円、経常利益はマイナス11億3700万円、当期純利益はマイナス9億1800万円となった。

減収減益決算となった理由について野島社長は、「前年は売り上げ、利益とも好調だったことから、部下に任せすぎて経営が甘くなってしまった部分があった。また、郊外店にポイントカードが急速に普及したことで、売り上げ面にはプラスとなったものの、販管費削減が次期にずれ込んだ」ことなどを挙げた。

品目別売上高は、パソコンが329億9,900万円、通信・OA機器が218億4,000万円、コンピュータ関連商品が138億6,200万円、テレビが33億9,700万円、ビデオが35億5,900万円、オーディオが28億6,900万円、オーディオ・ビジュアル関連商品が14億1,600万円、季節家電品が24億900万円、工事・サービスが14億6,900万円、その他が14億500万円となっている。構成比はIT・通信関連が75%、AV機器が12.5%、家電製品が8%、その他が4%。「パソコンは予想を若干上回ったが、これはウィンドウズXPが発売になるもののプラス効果は少ないと予測していたため」だという。

今年度予測は、中間期(02年9月期)が売上高434億円、経常利益2億円、当期純利益1億円、通期(03年3月期)が売上高910億円、経常利益が84億円、当期純利益4億円としている。

売り上げの品目別構成比としては、「パソコンは年度末の中古リサイクル前の需要くらいしかプラス材料が見あたらず、当分売れ行きは浮上しないと見ている。今年度中の実現は難しいだろうが、パソコン以外の機器販売構成比を30%に近づけたい」とパソコン不振を他の商品でカバーすることを目指している。

赤字から黒字への転換を実現するために、(1)広告費削減を始めとした経費削減、(2)合弁で設立したブロードバンドサービスの新会社やインターネットカフェ、パソコン教室の新規導入など粗利向上につながるデジタルサービスの強化、(3)弱点となっていたAV機器、情報家電製品の早期導入と重点販売や、新たにカーナビゲーションシステムなど車用機器販売事業の開始など新商品戦略、(4)若手の登用などによる社内活性化推進、(5)メーカーとの協力による仕入れペーパーレス化など、他社には真似のできない業務改革の推進、(6)ヒューマンリソースマネージメントの推進、(7)キャッシュフローの強化や資金の効率運用など財務戦略の推進、(8)昨年3月にオープンした東名川崎の1,200坪の店舗運営で獲得したローコストオペレーションノウハウを活用し、小型店を閉鎖し1000坪を超える大型店舗のオープン、(9)店舗力の強化、(10)子会社の強化 - の10項目を推進していく。

ノジマの地元である神奈川県は、ヤマダ電機が地元のディスカウントショップであるダイクマの株式87.7%を取得し、神奈川県への出店を強化する意向を示しており、今年度はさらに競争が激化することが予測される。それに対してノジマでは相模原市古淵に大型店をオープンするなど店舗面での対抗策をとっていくとともに、「携帯電話販売では当社に強みがある。パソコンも中古リサイクルでイニシアチブをとり、さらにパソコン教室や、古淵店ではパソコンメーカーとのタイアップなどで優位点をつくっていく」(野島社長)方針だ。

ノジマ
http://www.nojima.co.jp/

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