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オリエント測器コンピュータは、強力な磁気を用いることで、わずか0.1秒でハードディスクやフロッピーディスクのデータを完全に消去することができる「ハードディスク・クラッシャー」を発売する。4月1日より受注が開始され、価格は、HDD専用の標準版が40万円、FDやビデオテープなど、多くの磁気メディアにも対応する「ハードディスク・クラッシャー プロフェッショナル」が50万円。
ハードディスク・クラッシャーは、HDDなどの磁気メディアを本体に挿入し、強力な磁気(6,000ガウス前後)を照射することで、磁気に記録されたデータを破壊、復元不可能な状態にする。1回の磁気照射ごとに30秒ほどチャージ時間が必要だが、実際の消去は一瞬で終わる。磁気ブロッカーによって強力な磁気を閉じこめるため、消去作業中の磁気漏れによる人体などへの影響はない、という。従来のデータ消去の多くは5~48時間という長時間が必要とのことで、これを一瞬で行えるメリットは大きい。
HDDのトラック位置を示すサーボ信号をも消去してしまい、ディスクの再利用はできないので、メディアの廃棄の際に利用するのが一番だろう。通常のメディアのフォーマットでは、データ復元ソフトなどで、廃棄したメディア内のデータを読みとることが可能な場合もあり、確実、かつ高速な消去が可能なこの製品は、官庁など、重要な書類を大量に抱えた団体に有効な製品といえる。プロフェッショナルを利用すれば、HDDだけでなくFDやDATなどが消去できるのも強みだ。
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| 消去を実行したHDDは、PCに再びつないでも認識すらされない |
本体サイズは180(W)×400(D)×265(H)mm、9.5kg。従来のこういったイレーサーは20~30kgと大型だったが、ハイブリッド磁石を使用し、軽量化を実現したという。
ちなみに、サーボ信号はディスクメーカーが製品出荷前に書き込むものなので、サーボ信号が消えたディスクを再利用するためには、メーカーが再びサーボ信号を書き込む必要がある。そこで同社では、HDDメーカーとの交渉を行っており、ハードディスク・クラッシャーでデータを消去したHDDが再利用できるように進めているという。
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