岐阜県より2足歩行ロボット「ながら-1」が登場 - ロボカップ目指し産学官で

      [2002/02/20]
    試作中の「ながら-1」

    岐阜県は、産学官による2足歩行ロボット「ながら-1」を発表した。岐阜県工業会に所属する企業11社、地域のベンチャー企業3社、3つの大学、そして県生産情報技術研究所が参加・協力し開発にあたったロボットで、現在試作プロジェクトが進行中だ。

    岐阜県では、2000年より「ギフ・ロボット・プロジェクト21(GRP21)」として、ロボット技術・文化の開発を推進しており、今回公開された「2足歩行ロボット試作プロジェクト」もGRP21の一環。岐阜県工業会で編成されたロボット試作特別研究会において、ヤマザキマザック、オークマ、川崎重工業が中心となり制作が進められている。

    "ながら-1"は、身長約80cm、体重約15kgと、ちょうどソニーの「SDR-3X」とホンダの「ASIMO」との中間のサイズ。しかしながら自由度でいえば、両者を上回る28自由度を実現している。航空機部品の加工技術を活かして軽量化を進めたり、小型のモータコントローラを独自開発するなど、地域の製造業のノウハウを集めて開発にあたっているという。

    ロボット試作特別研究会での開発風景

    現在は、各アクチュエータの調整などを進めている最中だが、今後、全体を制御するプログラムや、色認識センサーの搭載など、さらに機能を追加していく予定とのこと。というのも、この"ながら-1"は、6月に開催予定のロボットの世界大会「ロボカップ2002」に出場のエントリーを済ませており、そこでボールを認識し蹴ったり、より速いスピードで歩行したりなどする必要があるからだ。

    県では、ロボカップ2002で県のロボット施策をPRし、いずれは国内有数のロボット拠点を岐阜に作ることを目標としている。既存産業の高度化、新規事業・雇用の創出なども期待されている。「2足歩行ロボット試作プロジェクト」のほか、ロボット技術とバーチャルリアリティの融合を進める「知的クラスター創成事業」、早稲田大学の研究室を誘致する「早稲田プロジェクト」、「民生用ロボットプロジェクト」、「災害救助ロボットプロジェクト」などもGRP21として計画している。21世紀の産業として、ロボット産業が花開くかどうか、まずはその第一歩が示される6月のロボカップ2002を楽しみにしたい。

    最終的には、上のデザイン案のような外装になる予定

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    岐阜県
    http://www.pref.gifu.jp/

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