ソニーは、対角28.4mm、1.8型という大型のCCD撮像素子「ICX413AQ」を開発した、と発表した。APSフィルムとほぼ同程度の撮像面サイズを実現しており、有効画素数は615万画素(総画素数631万画素)。出荷開始は2月からで、すでに数社のカメラメーカーにサンプルとして出荷されている。サンプル価格は60万円。
今回の新製品は、一眼レフデジタルカメラ向けに開発されたもので、撮像面サイズがAPSフィルムサイズと同等。通常のデジタルカメラ用の小サイズCCDと比べて、35mmフィルム用の光学系を用いても、広い画角が得られる。615万画素(3,040×2,024)という高解像度により、デジタルカメラだけでなく、高精細のFAカメラや電子顕微鏡などへの応用も可能であるという。
センサー構造を最適化し、基本特性を向上させたことにより、同社の507万画素CCDと比べ、飽和信号量で約2倍(900mV)、感度は約5倍(1,060mV)、スミア値では10dB向上の-100dBを達成、銀塩カメラに匹敵する高解像度と高画質化を実現した。
転送形式はインターレーススキャン・インターライントランスファー方式で、ユニットセルのサイズは7.8μm×7.8μm、色フィルターは原色モザイク配列となっている。
現時点ではまだサンプル段階であり、市場の要望が高く量産が始まれば、価格の低下もあり得るとのこと。同社がすぐにこのCCDを使ったデジタルカメラを開発する予定はないものの、京セラの35mmフルサイズCCD搭載デジカメ、富士写真フイルムのAPSサイズCCD搭載デジカメなど、本格的な一眼レフデジタルカメラの話題が続いていることもあり、今後のカメラメーカーの開発が期待される。
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