ボーランドは19日、同社のC++ビジュアル開発ツール「Borland C++Builder」の最新バージョンとなる「Borland C++Builder 6」の日本語版を発表した。前バージョンの「C++Builder 5」からは、じつにほぼ2年ぶりのバージョンアップとなる。製品のラインナップとしては「Enterprise」「Professional」「Personal」の3種類が用意されており、全て3月19日の発売予定だ。
都内で開催された記者発表会では、C++Builder 6の紹介に先駆け、同社代表取締役社長の安藤由男氏より、同社の2002年の展望とC++戦略に関しての説明があった。安藤社長は2001年を「飛躍の年」だったと振り返り、Javaビジネスの大幅な伸びやモバイル、Linux、Webサービスなどの成長分野へのフォーカスがうまくいった結果と説明。さらに2002年の展開として「Microsoft .NET」への対応をあげ、同社の「Delphi」「C++Builder」といった開発環境を、年内には.NETプラットフォームへ対応させる予定であると表明した。
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| 2002年の展開。「.NET」へも対応していく |
続いて、同社営業本部マーケティング部 大野元久氏より、新製品のC++Builder 6に関しての説明が行われた。今回のバージョンアップの目玉と言えるのがWebサービスへの対応だ。「BizSnap」「WebSnap」「DataSnap」といった技術により、XML/SOAPに対応したWebアプリケーションや、「Oracle」「Microsoft SQL Server」といった主要データベースにアクセスするミドルウェアを、コンポーネントベースで迅速に開発することができる。また、同社のDelphi/Kylixのようなクロスプラットフォーム開発にも対応しており、新たに設計されたCLX(Component Library for Cross platform)により、同一のプロジェクトでWindowsとLinuxの両方のプラットフォームに対応することができる。ただし、そのためのLinux版C++Builder(名称未定)はまだ開発中で、出荷は年内になる予定だ。
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価格は、全ての機能が利用でき、企業間取引(B2B)や分散システムといった業務システム開発向けの「Enterprise」が360,000円。各種クライアントアプリケーションの開発が可能な「Professional」が68,000円。C++プログラミングの学習者用の「Personal」が10,000円となっている。また、DelphiのPersonal版などで行われているようなダウンロードサービスは、既にC++ Compilerが無償で公開されていることもあり、C++Builderでは行われないということだ。
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