NEC、NECソフト、資本参加も視野に日本SGIと提携

  [2001/09/26]
左から、NECソフト・関隆明社長、日本SGI・和泉法夫社長、NECソリューションズ・金杉明信カンパニー社長

日本SGIは、NECおよびNECソフトからの出資を含む戦略的提携に合意したと発表した。日本SGIは、98年10月に和泉法夫氏が社長に就任して以来、売上高で24%増という高い成長率を遂げており、業績悪化に陥り、リストラを推進していた米国SGI本社を尻目に事業を拡大してきた。

今回の提携は、日本での地盤をより強固にするのが狙いで、和泉社長自らも「日本に根ざした事業展開を行っていくためのもの」とし、日本法人がより独自性を強めていくことが狙いであることを明らかにした。資本の出資比率や詳細な提携内容などについては、10月末までに明らかにする予定だが、技術者の相互交流やサポート拠点の活用、各分野での協業などが予定されている。

提携内容として現段階で明らかになっているのは、従来からのハイパフォーマンスコンピューティングサーバー分野での提携に加えて、NECの基幹業務システム向け技術を活用したソリューション事業での提携、NECの全国規模での保守拠点の活用、NECソフトとのゲノムおよびバイオ分野における先端ソリューション領域での協業、製造/医療/流通などの分野における基幹システムとの連動および日本SGIのビジュアライゼーション技術の提供などだ。

NECソフトでは、技術者レベルの交流として、日本SGIの独自UNIXであるIRIX技術の習得、WindowsNTソリューション技術の支援、SGI関連業務対応特別チームの整備などを予定している。NECソフトの関隆明社長は、「お互いの事業は補完できる部分が多い」として、「NECソフトにとっても、新たな分野を切り開いていく可能性が高い」と今回の提携に期待を寄せている。

日本SGIでは、今後3カ年の新たな中期計画を策定中で、「1,000億円の企業体質に持っていきたい」(和泉社長)というのがひとつの目標だ。ソリューションキュービックという同社の得意技術、得意分野にターゲットを絞った戦略を展開する一方で、「今回の提携は、大きな飛躍をするために強力なエンジンになる」とした。

一方、NECの社内カンパニー、NECソリューションズの金杉明信カンパニー社長は、「NECのソリューション事業の拡大にプラスになるよう期待する」とコメントしたほか、資本参加について「日本SGIをNECの子会社にする考えはないが、将来的には日本SGIに上場してもらい、キャピタルゲインも期待したい」と話した。

(中上真吾)

NEC
http://www.nec.co.jp/

NECソフト
http://www.necsoft.co.jp/

日本SGI
http://www.sgi.co.jp/

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