英Psionがコンシューマー向けPDA市場から撤退

      [2001/07/12]

    英Psionは、2001年上半期の業績見通しを検討した上で、事業の見直しに乗り出し、その中でコンシューマー向けPDAの開発中断にふみ切った。

    Psion Group全体の2001年上半期の売り上げは、前年同期比で5%増となる見通しで、主に企業・産業向けにネットワーク・ソリューションを提供する部門が好調だった。対照的に、コンシューマー向けPDAを扱うPsion Digitalは、売り上げの半減が予想されている。そのため、Psion Digitalでのコンシューマー向けのPDAの開発を中断し、同部門はモバイル・ネットワーク製品とソリューションの開発を事業の中心とする。

    既存のコンシューマー向けPDA製品に関しては、今後も販売・カスタマーサービスを継続する。唯一、netBookシリーズだけは今後も開発を続けるが、教育機関や企業ユーザーを対象とした製品と位置づけられている。

    コンシューマー向けPDAの不振については、ハンドヘルド機や同様の機能を持つ携帯電話などで、市場が供給過多になっている点を指摘している。加えて北米市場の景気後退がPsion Group全体に影響を与えた。また、Bluetoothに関しても普及が遅れていることを指摘し、2001年下半期を予定していたBluetooth製品全体のリリースが延期となった。Psionは、Bluetooth対応のPDAの開発を進めており、Psionユーザーは発表を心待ちにしていたが、これも開発計画が見直されている。

    今後、Psion Groupの事業の中心となるのはSymbianとTeklogixだ。Teklogixは、カナダで物流分野向けに、LAN/WANベースのワイアレス通信システムやリアルタイムのデータ集積などのソリューションを提供していた企業で、2000年7月にPsionが買収した。PsionはTeklogixの地域無線技術を物流以外の分野にも広げようとしており、今後はTeklogixを通じた企業、産業、物流、教育分野向けの事業展開がPsion Groupの中心となる。Teklogixの2001年上半期の売り上げ見通しは6,300万ポンド。昨年同期の売り上げは1,700万ポンドだった。

    (Yoichi Yamashita)

    Psion
    http://www.psion.com/

    新着記事

    特設サイトの情報

      人気記事

      一覧

        イチオシ記事

        新着記事

        特別企画

        マイナビニュースマガジン