KDDIは、auブランドの携帯電話端末で提供されるEZWebサービスのオープン化を、今年度から順次押し進めていくと発表した。具体的な手段としてポータルサイトの開放、他のISPへのネットワーク開放、コンテンツ料金回収代行の拡大が挙げられている。また、EZWebに採用するコンテンツの審査基準を6月下旬に公開することも同時に発表した。
「ポータルの開放」は、メニューに「ポータルサイト」という項目を設置、一覧を掲載することで、他社の提供するポータルサイトに自由にアクセスできるようにするというものだ。欧米では一般的なサービスとなっているが、日本で実施されるのは初めてだという。実施時期は秋からとなっている。
「ISPへのネットワーク開放」は、ユーザーがプロバイダを自由に選べるようになるというもの。現時点でau携帯電話端末から接続可能なプロバイダはEZWebだけだが、ネットワーク開放が実施されると、ネットに接続する際にEZWebのゲートウェイサーバーを必ずしも通過する必要がなくなる。ユーザーは、ISPと契約を結び、ISPに代金を払い、ISPが回線使用料を支払う形になる。
KDDIの携帯電話網とISPのネットワークを専用線で直結、ISPのネットワーク内に専用のEZゲートウェイサーバー設置するという方式でおこなわれるため、大規模な工事を必要とする。よって、実施自体は各プロバイダから要請のあった時に個別に開始されることになっている。
「コンテンツ料金回収代行の拡大」は、現在、KDDIが公式コンテンツを対象におこなっている料金回収代行を、一般コンテンツに対してもおこなっていくというもの。サーバーに課金用モジュールを組み込むことで、課金に必要なデータをKDDIが管理する。実際の受付や契約などの具体的な手続きの方法については、現在検討中。また、このサービスの実施時期は、総務省が設立推進をおこなっている第三者機関の活動が開始されてからとなっている。当該コンテンツが公序良俗に反しないという判断を下す必要があるためだ。
これらの施策の内、審査基準公開とネットワーク開放は、2001年3月にNTTドコモが公表したiモード通信網開放案とほぼ同じもの。NTTドコモは、審査基準公開をすでに行っており、ネットワーク開放は2003年をめどに実施するとしている。
NTTドコモ、2年後をめどにiモード通信網を開放へ
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2001/03/22/18.html
KDDI
http://www.kddi.com/
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