「有楽町ビックで逢いましょう」ビックカメラ 有楽町店が公開

      [2001/06/12]
    ビックカメラ 有楽町店。スクリーンの下部にあるのがサテライトスタジオ

    家電量販店大手のビックカメラ/ビックピーカン(以下、両社を併せてビックカメラと表記)は、全国で13店目の店舗として、「ビックカメラ/ビック P KAN 有楽町店(以下ビックカメラ 有楽町店と表記)」を、6月14日午前10時・有楽町そごう跡地にオープンさせる。家電量販店が有楽町・銀座一帯に進出するのは初めてのこともあり、計画段階から様々な注目を集めていた同店だが、正式なオープンに先立ち、店内を報道陣に公開した。

    「ビックカメラ 有楽町店」は、高度成長からバブル経済に渡り、一時代を築いた「有楽町そごう」と入れ替わっての出店。時代の変化の象徴ともいえ、オープン前から高い関心を集めているが、同社では、「有楽町ビックで逢いましょう」をキャッチフレーズに、有楽町の新しいシンボルとなることを目指している。外観の最大の特徴は、ビルの外壁の改修金属パネル面全体に埋め込まれた、450枚あまりのLED。約10億円をかけて設置されたこの「ビックコスモウォール」は、昼夜にわたってさまざまな光の演出を提供していく。また、JR有楽町駅日比谷口側はピロティ形式となっており、2階にはニッポン放送のサテライトスタジオが設けられている。放送の内容は外壁のスクリーンにも映し出されており、非常に目立つ外観となっている。

    さまざまに輝くビックコスモウォール。今日の運勢なども表示される。

    店内は、地上6階、地下2階、売場総面積が13,816平方メートル。ビックカメラとしては第3位の売場面積で、取り扱いアイテム数は約40万アイテムと、こちらはビックカメラ内で最多の取り扱い品目だという。4階と5階には、PC関連商品を販売する「ビック P KAN(旧ビックパソコン館)」が、それ以外のフロアには家電やAV機器、ゲームなどを販売する「ビックカメラ」とその関連会社が店を構える。店内は白を基調とした内装で、平均照度2,500ルクスという高輝度照明と、通路を幅広く確保したことにより、明るく非常にすっきりとしたイメージとなっている。

    明るく広々とした店内
    各階はこのようになっている

    ビックカメラでは、池袋本店で取り扱っている商品を網羅し、「より豊かな生活を提案する」というコンセプトのもと、この有楽町店にも豊富な商品を取り揃えた。また、5.1chのサラウンドやホームシアターなどの様々な体験コーナー・実演コーナーが設置されており、客が実際に商品を試用することができるということを重視しているという。品揃えは国内最大という読売巨人軍のグッズコーナーや、省エネ・高効率で注目される200V家電コーナーなど、バリエーションにとんだ展開となっている。

    4・5階に展開する「ビック P KAN」はPC本体から周辺機器、PDA、デジカメ、通信・ネットワーク商品、ソフトウェア、書籍など、充実した品揃え。初心者には優しく、上級者も満足する、という言葉どおり、パーツ類も豊富にそろえられており、PC関連商品はほぼ網羅されている。

    ソフトウェアコーナー
    Macintoshコーナー

    5階のデジカメコーナー
    地下2階にもデジカメコーナーがある

    4階は周辺機器やソフトウェア、PDA、パーツなどのフロアで、5階にはWindows/Macintosh本体やプリンタなどが配置される。PC本体はメーカーごとにコーナーが分けられており、目当てのメーカーやモデルが容易に探せるようになっている。実際に触れることを重視しているので、各メーカーのほとんどのPCを実際に操作することができる。

    メーカーごとに分けられたPC本体コーナー
    多くのパーツ類もそろえられている

    PDAコーナー
    ゲームコーナー

    ブロードバンドインターネット体験コーナー。全部で20台以上のPCが駆動している。左端に見えるPCでMISの無線インターネットが体験できる
    100人に1人 無料!! キャンペーンの広告

    有楽町店は、JR有楽町駅の正面に位置するが、オフィス街が程近く、付近を通行する人もサラリーマンやOLが多い。そのため、同店ではビジネスユーザーをターゲットとした「オフィスネットワーク提案コーナー」などのような、多数の体験・提案・相談コーナーを設けており、ビジネスユースでの需要にも対応できるような体制になっている。

    とはいえ、駅をはさんだ反対側には、有楽町マリオンに代表されるいわゆる銀座のショッピング街が広がるため、近辺には買い物客などの個人客も非常に多い。ビック P KAN 有楽町店の店長・石崎徹氏は、ビジネスユーザーと個人ユーザーの比率は50%ずつと見ており、個人客、特に銀座に多い女性客に対応するため、同店では、PC本体・LAN・携帯電話の各コーナーの売場責任者に女性を採用、女性ならではのきめの細かいサービスを提供していくという。石崎氏は、「有楽町駅から銀座へ向かう人の流れのほかに、ビックカメラへの人の流れを新しく作る」と意気込む。

    2階のスタジオは内部からも見ることができる。奥に見えるのはJR有楽町駅で、駅から距離が近いことがよく分かる
    ビックカメラ 有楽町店店長・塚本智明氏(左)とビック P KAN 有楽町店店長・石崎徹氏

    また、「ブロードバンドインターネット体験コーナー」では、各社のADSLが体験できるほか、DDIポケットのAirH"、auのcdmaOneでのインターネットなども試すことができる。興味深いところでは、先日無線インターネットサービスの実証実験開始を発表したばかりのモバイルインターネットサービス(MIS)も参加している。MISは、実証実験の一環としてビックカメラ内に無線ネットワークを構築しており、同店ではこのネットワークを活用した各種サービスの提供も検討しているという。もちろん、対応端末を店内に持ち込んで無線インターネットをすることも可能だ。

    気になるオープンセールだが、13日に東京・千葉を中心に配布される新聞の折り込みチラシでは、14日から22日までの日替わり限定商品が紹介されており、それ以外にもさまざまな商品が特価で販売される。もちろん、ビックカメラの特徴である10%のポイントサービスも行われる。また、POSレジに組み込まれた抽選機能システムにより、100人に1人の割合でレシートに「当たり!!」が表示される仕組みになっており、当選者は10万円まで無料になるという「100人に1人 無料!! キャンペーン」が実施される。

    ビックカメラは、同店の商圏を東京から千葉(千葉市から松戸市程度まで)に設定しており、初年度の売上200億円~400億円以上を見込む。今年のビックカメラは、5月の大阪、今回の有楽町のオープンのあとも、札幌、新宿西口と立て続けに出店していくが、同社企画部次長・川端稔伸氏によれば、大都市圏の出店を狙っていく中で、有楽町・札幌におけるそごう跡地のように、偶然が重なった結果とのことで、企図された出店ラッシュではないという。だが、この出店ラッシュにより今年度はビックカメラ/ビック P KAN全体で売上の倍増を狙っているという。

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    ビックカメラ
    http://www.biccamera.co.jp/

    ビック P KAN
    http://www.bicpkan.com/

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