NTTドコモは、iモードの通信網を他のプロバイダーにも開放する方針を決めた。2003年をめどに実現する見通しだ。これにより、iモードもパソコンでインターネットに接続する場合と同様に、ユーザーがプロバイダーを自由選択できるようになる。また、同社は3月22日から、iモード公式サイトの選定基準を、同社Webサイトで公開した。
これまで、iモードをはじめ、携帯電話によるインターネット接続事業は、それぞれの通信事業者が、プロバイダーとしては事実上独占的な地位にあったわけだが、これが開放されると、ユーザーや各プロバイダーの自由度や利便性が高まることになる。たとえば、現在、iモードでは、Webサイトにアクセスする場合、同社に認定された公式サイトが配置されたメニューのなかから目的のサイトを選んでアクセスする、という手順が一般的だ。もちろん、公式でないサイトも、URLを入力すればアクセスはできるが、メニューからの選択操作だけでアクセスできる公式サイトに比べ、「操作が煩雑になる分、アクセスしにくく、不利だ」との指摘があった。
「開放後」はこうした状況が大きく変わることが予想される。ドコモ公式以外のサイトもメニューからの選択でアクセスできるようになる可能性が大きく、同社が22日から公式サイト選定基準の公開を開始したことも注目される。同社によれば「基準は従来も、個々のコンテンツ事業者には伝えていたが、今回は数々の要望に応じ、Webサイトで広く公表することとした」(同社広報)としているが、これまでは、コンテンツ事業者側から、「基準がわからない」との声が上がっていた。この措置は、同社の姿勢が微妙に変化してきたことを示している。
同社が99年2月にサービスを開始したiモードは、携帯電話だけで手軽にインターネットを利用できることから爆発的な人気を集め、現在契約者数は2,109万5,000(3月21日現在)に達している。公式サイトは1,620(3月22日現在)、それ以外のサイトは40,962(同)となっており、拡大を続けている。
NTTドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/
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