PalmがPeanutpress.comを買収、電子出版事業に進出

      [2001/03/21]

    Palmは電子書籍を販売するPeanutpress.comを買収したと発表した。

    これまでPeanutpress.comは、図書館にデジタル書籍を収めるnetLibrary傘下で事業を行ってきた。大手出版社を中心に約2,000タイトルをオンラインで販売しており、専用リーダーとしてPalmとPocketPCに対応するPeanut Readerを無料配布していた。今後、Peanutpress.comはPalm Digital Mediaとして電子出版事業を続け、Peanut ReaderはPalm Readerとして引き続き開発される。

    Palmは電子出版事業進出の理由として、個人情報管理からの脱却を挙げている。Palmにとって読書はユーザーを開拓する余地が残された分野であり、またビジネスや教育分野でユーザー層を広げるには電子出版業務が効果的であるとしている。大手出版社のタイトルを多数取り扱う販売システムを確立し、PDA用にユーザーフレンドリーなリーダーを開発しているPeanutpress.comはPalmの戦略にぴったりと合致したそうだ。

    Palm Digital Media発足記念として、3月23日までStephen KingのDreamcatcherを14.95ドルの特別価格で販売する。今後、ベストセラーを20~25ドル、短編やバーゲン品を2~3ドル、一般的な電子書籍は1冊約7ドルで販売する。

    Palm Readerは3.0以上のPalmOSに対応、Palmのホームページからダウンロードできる。発表されたばかりのPalm m500とPalm m505以降のPalm製品には同梱されており、今後のPalm製品には標準で添付されると思われる。現在対応している言語は、英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語など。Palmは他の言語についても対応を明言しているので、近く日本語版も登場しそうだ。

    (Yoichi Yamashita)

    Peanutpress.com
    http://www.peanutpress.com/

    Palm Computing
    http://www.palm.com/

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