【Macworld レポート】500MBでわずか10ドルの小型ディスク「DataPlay」、Palm用小型キーボードなど

      [2001/01/12]

    Macのイベントにはあまり積極的ではなかったPalmだが、今回はPalmとHandspringがかなり大きなブースを出していた。とはいえ、内容は他のイベントでの出展とほとんど同じ。違いといえば、使っているコンピュータがMacだということぐらいだ。

    ○「DataPlay」の実物を発見

    今回、展示場で目立っていたのはストレージ関連。音楽や動画などが家庭のコンピュータでも扱われるようになり、最も需要な伸びているジャンルだからだろう。特に目を引いたのは、メディア・メーカーのimationが展示していた「DataPlay」ディスクだ。

    この小ささで500MBの大容量
    「DataPlay」
    サンプルで展示されていたStingの「DataPlay」版アルバム

    「DataPlay」はコンパクト・フラッシュぐらいのサイズで500MBの容量を持つ小型ディスク。しかも、価格は1枚10ドル以下と格安で、次世代小型MP3プレーヤー用のメディアとして期待されている。immationはMacworld Expoの前にCESでもDataPlayのブース内で展示しており、それ以来、問い合わせがひっきりなしだという。実際に手にしてみると、iomegaのPocketZipにものすごく感じが似ている。だが、PocketZipの20MBに対して、こちらは500MBだ。

    すでにStingのアルバムがMP3フォーマットで、サンプル展示されていた。これだと膨大なスペースが余ってしまうが、写真をよく見て欲しい。このDataPlayのディスクを使えば、Stingの古いアルバムもダウンロードで購入できるのだ。おそらく価格もそれなりに安くなるのだろう。「DataPlay」主にMP3プレーヤーで利用されるので、このようにディスク販売とオンライン・ミュージックをかけ合わせた音楽販売も検討されている。

    ちなみに発売は10月とまだまだ先。「DataPlay」の開発がスタートした時は、ZipやMOが大容量ストレージの主役で、もちろんCD-R/RWのバーンプルーフ技術もなく、かなり画期的なストレージに思えた。だが、今や焼き捨てのような感じでCD-Rは作成できるし、コンパクト・フラッシュ・サイズで1GBのハードディスク・ドライブもある。「DataPlay」が登場する魅力がだんだんと薄れているので、もっと早く登場してもらいたいところだ。

    DataPlay
    http://www.dataplay.org/

    ○iomegaからひさびさにヒット商品の予感

    もう1つ大きな注目を集めていたのがiomegaのリム-バブル・ハードドライブ「Peerless Drive System」だ。これもCESでの話題がそのままMacworld Expoに持ち込まれている。

    iomegaの「Peerless Drive System」。これはベースに装着している状態
    ベースから外した状態。このベースはFireWireバージョン

    「Peerless Drive System」は、ベース・モジュールとハードドライブ・ユニットの2つで構成されている。ベース・モジュールはコンピュータとUSBまたはFireWireで接続し、ハードドライブ・ユニットに電源を供給してくれる。PalmのHotSyncクレードルを想像してもらうと分かりやすい。ハードドライブ・ユニットの大きさがちょうどPalmぐらいで、PalmのHotSyncクレードルのような感じのベース・モジュールにハードドライブ・ユニットを載せると、ドライブとして認識してくれる。

    価格はベースとハードドライブのセットで249ドル。ハードドライブだけなら、5GBが129ドル、10GBが159ドル、20GBが199ドルとなっている。まだ価格は決定していないが、ベース・モジュールだけでも購入できるようになるそうだ。発売は米国で今年半ば。日本を含むアジア地域は第3四半期になる予定。現在、MP3プレーヤー・モジュールなど、アクセサリー類も検討中で、ハードドライブを中心に用途は広がりそうだ。

    iomega
    http://www.iomega.com/

    ○バーチャル・リアリティ・ジョイスティック「AirStick」

    インプット・デバイスなど周辺機器を販売するMacallyのブースで、体をくねらせるナゾの集団を発見。近づいていると「STARWARS RACER」をやっているのだ。

    見た目は普通のジョイスティック「AirStick」
    空中での操作はかなり3Dの動きをリアルに探検できる

    使っているジョイスティックは、今月末に発売される同社の「Macally AirStick」。これは動作を感知する3Dジョイスティックで、固定して使うのではなく、ジョイスティックを空中で進みたい方向に傾ければ、その方向に行けるのだ。だから、「STARWARS RACER」のような3Dゲームをやれば、当然体がぐにゃぐにゃになってしまう。しかし、見た目にはつらそうだが、実際にやってみるとけっこう快感で、"バーチャル・リアリティ"ジョイスティックという宣伝文句は的を射ている。ゲーム好きは一度体験してみる価値ありのデバイスだ。価格は69ドル。

    Macally
    http://www.macally.com/

    ○片手で操作できる小型キーボード「Half Keyboard」

    地味ながらも話題となっていたのが、Matiasの「Half Keyboard」。名前の通り通常サイズの左半分しかないキーボードだ。どうやって操作するのかというと、スペース・バーを押しながらの状態だとキーボードの右半分の状態になるのだ。スペース・ボタンで巧みにキーボードの右半分と左半分を切り替えて打つ。ブラインド・タッチができる人なら1時間ぐらい練習すれば、かなりのスピードで打てるようになるそうだ。実際にMatiasの人に打ってもらったら、すさまじいスピードで打ち込む。画面だけ見ていれば「Half Keyboard」だとは思わないだろう。1分に60単語以上打ち込めるそうなので、(慣れれば)普通のキーボードとまるで変わらない入力が可能だ。

    手のひらサイズの
    「Half Keyboard」
    「Half Keyboard」のバイザー・バージョン

    この「Half Keyboard」を使うメリットはどこにあるかというと、左手だけで入力できるので、右手はマウス、左手はキーボードに固定できる。右利きの人なら右手をマウスを操作するためにキーボードから手を離すのが面倒くさいと思ったことがあるだろう。その必要がないのだ。特にウエブ・サーフィンなど、マウスとキーボードに固定できるとかなり快適に操作できる。

    また、MatiasはPalmとVISOR用の製品も用意するそうだ。小型なので持ち運びに便利だし、Palmの場合には、右手にスタイラスを持って画面をタップしながら、左手ではキーボードで入力するという使い方ができる。スタイラスでハイライトして、左手のキーボードで削除するというように、いちいちメニューやショートカットを使わなくてもすむので、Palmでも快適に文書編集ができるのだ。価格は99ドル。

    Maias
    http://www.halfkeyboard.com/

    おまけ  
    MacWorld特注の
    「Flower Power iBook」
    同じく特注
    「Cow Hide iMac」
       
    動かなくなったiMacを再利用「iMacアクアリウム」 さすがMacのイベントだけあって開場1時間でAdobeの教室はソールドアウト

    (Yoichi Yamashita)

    関連記事

    【Macworld レポート特集】
    http://pcweb.mycom.co.jp/news/special/macworld2001.html

    ○iTunesとiDVDはAppleの救世主となってくれるか?

    ○OS X製品版への道

    ○「イチローみたいだろ?」
    パワーとデザインの両立を狙ったPowerBook G4は売れるのか?

    ○OS X発売、新PB、事業戦略など盛りだくさんのスティーブ・ジョブズ基調講演(1)
    - すべてを焼き尽くす新PowerMac G4

    ○OS X発売、新PB、事業戦略など盛りだくさんのスティーブ・ジョブズ基調講演(2)
    - 新型PowerBookは厚さ1インチ!!

    ○不振のApple、スティーブ・ジョブズに起死回生策はあるのか?

    新着記事

    特設サイトの情報

      人気記事

      一覧

        イチオシ記事

        新着記事

        特別企画

        マイナビニュースマガジン