ハイパーリンク特許訴訟勃発 - 強気のBTに徹底抗戦の米ISP

インターネットの中核技術である「ハイパーリンク」の特許を主張する英British Telecommunications(BT)は、米ISPからのライセンス料徴収を求める訴訟をニューヨーク州の連邦地裁に起こした。現在、ニューヨークの連邦地裁が訴状を確認している段階で、内容は明らかにされていないが、BBCは約240万人の会員を持つProdigyを対象にした訴訟であると報じている。

BTによると、約15,000件に及ぶ知的所有権を更新した結果、76年に申請して、89年に米国で認められた"Hidden Page"特許が「ハイパーリンク」の基本技術であることに気づいた。そこで、今年の6月にハイパーリンクの特許を主張し、米国のISP上位17社に対してライセンス料の支払い交渉を持ちかけていた。BT側がラインセンス料を求めるのは、単純に収入増のためで、徴収したライセンス料は研究開発費に再投資するとしている。米国以外の国でも同様の特許を取得していたが、すでに期限切れとなっており、唯一米国だけが2006年まで有効となっている。

米国では、このBTの特許主張をUnisysのGIFライセンスを例にして報じている。
これまで米ISPは、訴訟によるマイナス・イメージを考えれば、BTは強気の行動には出ないと見ていた。だが、ハイパーリンク特許は、裁判所へと交渉の場を移した。BTの主張がフェアであっても、インターネット全体を考慮すると特許の主張は認められないというのが米ISPの基本姿勢だけに、ハイパーリンク特許は今後大きな論争を巻き起こしそうだ。

(Yoichi Yamashita)

British Telecommunications
http://www.bt.com



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